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3)各施設の現状と課題
○知的障害児施設(定員100人:現員55人)
知的障害者更生施設(200人:200人)
知的障害者授産施設(100人:100人)
知的障害者通所授産施設(20人:20人)
[施設概要]
[現状と課題]
○少子化や在宅施策、特別支援教育の充実等により、児童施設は大きく定員割れし、また、地域生活への移行の取り組みが進まないこともあって、過齢児が大半を占めている状況にあり、適正定員設定や過齢児の支援方策が課題となっている。
○早期療育システムの中核施設(三次圏施設)として、全道的な地域支援を担っているが、本道の広域性に照らし、効率的な支援について検討する必要がある。
○成人施設については、地域生活実習の推進など、民間施設の先駆的・モデル的な取り組みとして、一定の役割を果たしてきたものと評価できる。現在は満床の状況にあるが、利用者の意思に基づき、できる限り地域での生活を支援していくという原則 に立って、さらに入所機能を縮小するとともに、地域生活支援の拠点としての取り組みをさらに推進する必要がある。
○施設設備の老朽化、狭隘化が顕著であり、また、ノーマライゼーションの理念を踏まえ、利用者の意思に基づき、できる限り地域での生活をおくることができるよう、障害者施策を推進していくべき中にあって、大規模コロニー型施設のあり方を含めて検討が必要である。
○他に先駆けて居住部門に小舎制を取り入れたことは、入所者処遇の面で評価すべきであるが、一方で、超過負担の大きな要因になっており、その効率的な運営の検討が必要である。
○障害の重度化、多様化や高齢化などが顕著であり、個別支援の必要性が増大している。