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3)各施設の現状と課題

3)各施設の現状と課題

2 身体障害者リハビリテーションセンター

○肢体不自由者更生施設(定員80人:現員36人)

[施設概要]

[現状と課題]

○脳性麻痺児(者)に対する支援は、実態として道立施設群が中心に担っており、訓練センターと同様、若年脳性麻痺者の受け皿としての役割を担っている。

○従前の重度更生については、支援技術等に関し民間施設との差異はなく、肢体更生についても、全道唯一の種別であったが、重度更生との明確な区分はないなど、先駆的役割や専門的役割は希薄化している。

○重度重複化が顕著で自立生活訓練が主体になっており、職業前訓練等、本来の更生施設の役割は希薄化している。

○民間更生施設等の入所者の年齢層が高いこともあり、若年の脳性麻痺者や中途障害者等(30歳未満の入所者が大半)の受け皿となっているが、 今後、入所者の在宅生活移行を促進する観点から、地域生活支援の拠点としての取り組みについて検討する必要がある。

○中途障害等の多様な障害に対する訓練実績を活かし、今後、新たな二一ズに対応できる体制について検討する必要がある。

○恒常的な定員割れにあり、さらに民間施設の充足、在宅志向の高まり、特別支援教育の充実等により、入所者は減少傾向にあることから、利用動向に応じた定員に見直す必要がある。

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