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3)各施設の現状と課題
○肢体不自由者更生施設
(定員60人:現員22人(平成15年4月1日現在。以下、各施設同様))
[施設概要]
[現状と課題]
○脳性麻痺児(者)に対する支援は、実態として道立施設群が中心に担っており、訓練センターは、若年脳性麻痺者の受け皿としての役割を担っている。
○重度の脳性麻痺者が多く支援の必要性は高いが、脳性麻痺者は民間施設でも徐々に受け入れられており、支援技術等においても民間との明確な差異はないこと から、開設当初の先駆性、モデル性、専門性は希薄化してきている。
○重度重複化が顕著なこともあって、自立生活訓練が主体になっており、職業前訓練等、本来の更生施設の役割は希薄化してきている。
○民間更生施設等の入所者の年齢層が高いこともあり、若年脳性麻痺者(25歳未満の入所者が大半)の自立生活訓練の受け皿となっているが、 今後、入所者の在宅生活移行を促進する観点から、地域生活支援の拠点としての取り組みについて検討する必要がある。
○恒常的な定員割れにあり、さらに民間施設の充足、在宅志向の高まり、特別支援教育の充実等により、入所者は減少傾向にあることから、 利用動向に応じた定員に見直す必要がある。