平成21年8月19日 |
障害者欠格条項をなくす会 |
共同代表 福島智・大熊由紀子様 |
大阪市こども青少年局長 |
担当:総務
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意見書について(回答) |
平素は何かと大阪市政にご協力を賜り誠にありがとうございます。 |
さて、平成21年 7月22日にいただきました「意見書」につきまして、別紙のとおり回答いたします。 |
今後とも本市こども青少年行政にご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。 |
別紙 |
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このたび、いただきました意見書につきまして、ご回答させていただきます。 |
まず、7月7日付けで新聞報道されました件についての経緯についてですが、平成20年9月に民間保育所に勤務する保育士の方から、こども青少年局及び監査・人事制 度事務総括局に対して保育士採用試験における点字受験について問い合わせがありました。 |
その時点では、平成21年4月l日採用に向けた試験要綱が既に公表された後であったことから、今回、点字による採用試験の実施は困難であることを申しあげるとともに、来年度の採用試験に点字受験を導入するか否かという点について、保育業務への従事にかかる課題整理が必要であることなどをご説明したところです。 |
その後、平成21年6月に当人から再度お問合せがあり、大阪市役所にてご本人と面談する中で、ご本人が受験を希望されている本市の保育士採用試験については、採用後、公立保育所等の子どもたちの生活に関わる日常業務において、他の職員と同様に様々な勤務形態による職務を遂行していただく予定であり、その勤務にあたっては、早朝・夜間の時間帯を含む生活場面において、子どもたちの安全面・健康面にかかる管理を職員一人で担わなければならない場面が生じることをお伝えし、このような職務に対し、受験の段階で点字受験の実施が必要となるご本人の障害の状況を考えると、こども青少年局として、保育士として従事いただく職域が非常に制限されると判断し、地方公務員法に基づく一般競争試験にはなじまない旨をご説明してきました。 |
しかしながら、この問、障害のある方々の職業選択の幅を広げ、その機会を公平に確保するという重要な観点に立ち、大阪市として改めて検討を行った結果、重度の視覚障害がある保育土の職域として、保育所等に一定の職域を見込むことができ、かつその職域が今後も確保できるものと判断したことから、本市の保育士採用試験について、今年から一般競争試験において点字受験を実施したいと考えています。 |
<担当> こども青少年局企画部総務担当 |