2002年10月15日 速報
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第6回 DPI世界会議札幌大会速報 「ひとびと」

歓迎パーティー開催 日本初の大会に大きな期待
 札幌でのDPI世界会議開催を祝し、堀達也北海道知事と桂信雄札幌市長は「DPI世界評議委員歓迎会」主催する10月13日(土)、札幌市内のルネッサンスホテル開催されました。招待されたDPIの評議委員と関係者は、会場に集まった多くの人々と交流し、親睦を深めました。
 会場となったルネッサンスホテルに集まったのは約100人。評議委員を中心とするDPI関係者は北海道知事と札幌市長はじめとする北海道民や札幌市民の歓迎を受けました。来日してすぐ呼吸器や電動車いすの調子が悪くなってしまったカッレ・キョンキョラ前DPI世界議長の様子を、知事、市長ともに大変心配していたようですが、前議長の元気な姿を見ると安心した様子で、笑顔で歓談していました。
 アトラクションでは、車いすのサックス奏者の渡部昭彦氏による演奏、そしてDPI世界会議札幌大会のイメージソング「すずらん」を、女性ふたり組(1人は車いす)夢風飛が、歌詞を手話で表現しながら歌いパーティーに花を添えました。
 DPI関係者ではカッレ・キョンキョラ前DPI世界議長、ビーナス・イラガン・アジア太平洋ブロック評議会議長、そして神田直也DPI世界会議札幌大会組織委員会会長の3氏のテーブルスピーチがあり、最後にDPIを代表してジョシュア・マリンガDPI世界議長から感謝の言葉が述べられました。
日本、世界のみなさん ようこそ北海道札幌へ!
「北海道での思い出をおみやげに」 堀達也北海道知事

 1998年のメキシコ大会で決定した札幌大会開催決定の喜びが、昨日のことのように思い出されました。この大会をきっかけとして、北海道民のなかにノーマライゼーション、バリアフリーが広がることを期待しています。

 評議員の皆さんは約1週間の北海道滞在となるわけですが、その期間中この北海道の自然や文化、多くの人々とのふれあいの思い出をおみやげにしていただきたいと思っています。

 ここ札幌で開催される、21世紀最初のDPI世界会議が大成功することを祈ります。
「市民の心のバリアフリーが広がる」 桂信雄札幌市長

 海外から来られた皆さんの、札幌の街をご覧になられた印象はいかがでしょうか?ぜひ多くの市民と交流していただきたいと思っています。

 DPIが結成された年である国際障害者年から続いてきた国連障害者の十年、さらに、アジア太平洋障害者の十年という国連の動きにあわせ、日本でも障害福祉が大きく前進しました。DPI世界会議がここ札幌で開催されることにより、さらに日本の障害福祉が、そして日本だけでなくアジア太平洋において更なる前進が図られることでしょう。そして皆様と市民のふれあいによって心のバリアフリーが広がることを望みます。

 札幌大会の準備のため2000年から組織委員会事務局が発足しましたが、不慣れななか、これだけの準備を進めてきたことはとても大変だったと聞いています。そしてボランティアの方々、そういった大会を影で支えてきた方々にも敬意を表したいと思います。
体育館・きたえーるが大会会場に変身!
ボランティアさん、早くも大活躍
 大会会場となるここ「きたえーる」。本来はバレーボールやバスケットボール競技を行う体育館です。通常、国際会議は、ホテルやコンベンション会場で行うのが通例ですが、今回は、車いす利用者のアクセスなどを考慮し、体育館として建設された「きたえーる」を会場としました。この体育館は、広さが約4万平方メートル弱で、1万人の収容が可能です。

 この大きな体育館を大会会場とすべく、10月12日からイベントプロモーション協議会が中心となって準備を進めています。また、設営ボランティアには、連合北海道も協力しています。

 そして今日は、開会式から、歓迎レセプション会場へ、そして10月16日の分科会に向けて、作業を行います。作業は大掛かりなものとなり、徹夜となりそうです。設営担当者は「バリアフリーの見本のような大会になるよう、がんばります」と決意を述べていました。
お知らせ
全日程参加の同伴者・介護者の皆様へ
 同伴者・介護者の夕食券については、15日14時から配布いたしますので、IDカードを持参の上、メインアリーナ横の総合窓口においでください。

カナダ首相のメッセージについて
 15日に披露する予定でしたが、18日(金)に変更となりました。

中国障害者芸術団公演のお知らせ
 北海道新聞社の主催により、10月16日の18時より、中国障害者芸術団の公演が行われます。DPI参加者については、先着200名まで無料となっておりますので、地下メインアリーナ総合案内窓口までお申し込み下さい。

歓迎レセプション終了後の移送サービスについて
 レセプション終了後、移送サービスを利用される方のうち歩ける方は、階段で1階よりバスをご利用下さい。車いすの方は、地下1階よりリフトワロンをご利用ください。
トピックス 札幌中心街にDPI 旗とパレードで大会を歓迎
 DIP札幌大会の開催が迫る9月20日、札幌市中心部の商店街、二番街(南1条西2丁目から南4条までの商店街)にDPI札幌大会のフラッグが掲示されました。

 更に、昨日、二番街商店街さんの御協力により、大会の開催や歩道のバリアフリー化を記念して、パレードと祝賀会が開催されました。

 札幌組織委員会を代表して神田会長が、DPI大会への協力をお願いしました。大会の機運が更に盛り上がりました。
あーした天気になあれ 札幌の天気予報

協力: 写真 北海道新聞社 写真 北海道リコー 写真 キャノンビーエム札幌

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