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「1周年記念集会」から

 DPI札幌大会終了後の1年半は、「札幌宣言」に関する様々な動きが国内外で起きた。障害者権利条約に関しては、昨年6月に国連で2回目の特別委員会が開催され、今年1月には、作業部会が開かれ条約の草案(資料4のとおり)がまとまった。アジア・太平洋地域では、昨年10月14日から17日に、タイのバンコクで国連・アジア太平洋経済社会委員会による会議も開催された。DPI日本会議は、政府代表団として参加し、権利条約制定の議論で大きな影響を与えた。また、障害者差別禁止法制定についても、障害者基本法の改正作業に併せて、その制定に向けた取り組みも進めた。

 なお、障害者権利条約については、今年の5月24日から6月4日及び8月23日から9月3日まで、それぞれ国連で特別委員会が開催され政府間調整が行われる。

 こうした内容に加え、昨年4月からスタートした支援費をテーマとして取り上げた「1周年記念集会」の開催目的は、DPI札幌大会終了後の1年間の国内外の動向についての現状と課題の情報を共有し、「札幌宣言」が実現に向けて動いていること。そして、その実現のためには、当事者自身の声と行動の必要性を強調し、DPI北海道としての運動を進めることであった。

 今回の成果は、今後の運動の中での毎年毎年の積み重ねによるもので判断するしかないが、1歩でも2歩でも確実に前進し、道内の当事者のエンパワーメントを図っていくものとなることを切に願っている。

 以下、2003年度のDPI北海道の主要な活動の報告とする

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