障害者欠格条項見直しの流れ


政府が初めて、障害者欠格条項見直しの方針を決めたのが、1999年8月でした。これを受けて各省庁で見直し作業に入りました。今国会(第151国会)には、医師法・薬剤師法など医薬衛生にかかわる27本の法律の障害者欠格条項を一括で見直す法案、そして道路交通法について、改正法案が提出され、この4月に審議が始まりました。政府が見直し対象にあげた制度の約半分にあたります。

「障害者等に係る欠格条項の適正化等を図るための医師法等の一部を改正する法律案」は、4月5日、参議院「厚生労働委員会」で、民間の参考人質疑を含む審議がありました。法案は、参議院では修正案、附帯決議案とともに可決され、法の施行後5年をめどに見直すという附則が加わりました。連休明け、衆議院「厚生労働委員会」で審議予定です。

「道路交通法の一部を改正する法律案」は、4月11日、衆議院「内閣委員会」で審議がありました。連休明け以後に審議続行の予定です。

法案は、どちらも、衆議院ホームページ上「議案」の項から読むことができます。

国会審議の議事録は、参議院ホームページ上、衆議院のホームページ上にそれぞれ掲載されています。委員会名と日付でたどることができます。附則修正・附帯決議も議事録の上にあります。

厚生労働省ホームページ上「パブリックコメント」のページ上に、医師法等の改正試案について3月2日まで意見募集したまとめが掲載されています。


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