視力による制限 自動車運転免許の交付・更新 各国より厳しい基準で、医学検査が絶対的な日本 |
国・連合体 | 非商業用 バイク、普通自動車など |
商業用 大型バス・トレーラーなど |
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両眼 | 単眼 | 両眼 | 単眼 | ||||||
両眼視 | 視力のよい方の眼 | 視力のよくない方の眼 | 片目を失明している場合 | 両眼視 | 視力のよい方の眼 | 視力のよくない方の眼 | 裸眼 視力 |
片目を失明している場合 | |
EU | 0.5 | 0.6 | 0.8 | 0.5 | 0.05 | ||||
スイス | 0.6 | 0.1 | 0.8 | 1.0 | 0.6〜、 0.8〜 |
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イタリア | 0.5 | 0.5 | 0.7 | 0.7 | |||||
イギリス | ナンバープレート読み取りテスト | 0.67 | 0.5 | 特例 あり |
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ドイツ | 0.5 | 0.2 | 0.6 | 0.8 | 0.5 | 0.05 | |||
オーストリア | 0.5 | 0.4 | 0.8 | 0.5 | |||||
フランス | 0.5 | 0.6 | 0.8 | 0.5 | 0.05 | ||||
スウェーデン | 0.5 | 0.6 | 0.8 | 0.5 | |||||
アメリカ | 0.5 | 0.28 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | ||||
カナダ | 0.5 | 0.5 | 0.67 | 0.67 | 0.4 | ||||
オーストラリア | 0.5 | 0.5 | 0.67 | 0.33 | |||||
ニュージーランド | 0.5 | 0.33 | 0.33 | 0.33 | 0.67 | ||||
日本 | 0.7 | 0.3 | 0.3 | 0.7 | 0.8 | 0.5 | 0.5 |
・この表は2003年度警察庁委託「安全運転と視覚との関係に関する調査研究」のデータから作成。 ・国、エリアによって区分方法に違いがあるが、非商業用(非職業運転免許)と、商業用(職業運転免許)に分かれている。 ・非商業用は、オートバイ(原付二輪)、普通四輪自動車、軽トラックなど。 ・商業用は、中大型以上のバスやトレーラーで、人や貨物を大量に運ぶ、職業運転者用の免許。 |
◆表の読み方 |
「裸眼視力」の列以外は矯正視力もOK。数字以上の視力が基本的に必要だが、医学的検査で視力基準を満たさない場合でも、その人がどうすれば適切に運転できるかの評価を重視する国が多い。カナダでは視覚障害についての裁判判例が大きな影響を与えた。 |
EU 【非商業用】両眼で0.5以上の矯正視力があること。単眼の場合、0.6以上の矯正視力があること。 【商業用】よく見える方の目で0.8以上、よく見えないほうの目で0.5以上の矯正視力がなければならない。矯正レンズを使用した場合、それぞれの目の矯正しない視力が0.05以上でなければならない。 |
イギリス 【非商業用】2001年9月1日以降の基準は、20メートル離れたところで高さ79ミリ、巾50ミリの文字および画像(自動車のナンバープレート相当)を、十分明るいところで読むことができれば合格。矯正視力を含む。 【商業用】よく見える方の眼で0.67未満、あるいはもう一方の眼で0.5未満の矯正視力なら、新規の免許交付は拒否される。ただし、ナンバープレートテストに合格しており、もう一方の眼の視野条件を満たしている場合は、1997年1月以前に通常の運転試験に合格した中大型貨物自動車免許の保持者であれば、単眼でも認められる。 |
日本 【非商業用】普通自動車免許は、矯正視力が両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上あること。一眼の矯正視力が0.3未満の者、または単眼の者は、他眼の矯正視力が0.7以上であること。原付二輪等は、矯正視力が両眼で0.5以上あり、単眼の者は、他眼の矯正視力が0.5以上あること。 【商業用】両眼で0.8以上、かつ、一眼でそれぞれ0.5以上の矯正視力があること。 |
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