DPI女性障害者ネットワークの新しい報告書が完成しました!
DPI女性障害者ネットワークは1986年、優生保護法撤廃と障害のある女性(以降、障害女性と表記)のエンパワメントを目指し、DPI日本会議のメンバーが中心となりスタートしました。
障害女性は、障害による差別と性による差別を重複して受け深刻な複合差別をこうむっています。問題は複雑で、一方の差別に着目するだけでは解決は困難です。複合差別の認識は低く、施策の谷間に零れ落ち放置されてきました。
障害女性の複合差別を可視化しようと、私たちは2012年複合差別実態調査報告書を刊行しました。報告書は多くの人々に読まれ、私たちの活動の原動力となりました。
このたび、その後の活動をテーマ別にまとめた「障害のある女性の困難 複合差別実態調査とその後 10年の活動から」を刊行しました。
第一部は2012年の報告書の生きにくさに関する調査の部分を再録しました。第二部は、性と生殖/健康の権利、生殖医療をめぐる課題、障害女性への暴力、意思に反した異性介助、災害・コロナ禍と障害女性、国連権利条約委員会への働きかけ等、各テーマに中心的に取り組んできた障害女性が総論を執筆しています。
また、障害女性だけではなく、様々な立場の方々からコラムを執筆いただきました。
制度・施策の在り様やそれへの提言、社会意識の課題のほか、障害女性の心の奥からにじみ出る声や、次世代の障害女性へのメッセージも記されています。
障害女性の課題を理解し、複合差別解消への歩みを確かなものとするために、ぜひお読みいただければと思います。
頒価は、1冊千円(送料込み)A4判・90頁です。
ご注文方法
メールのタイトルに「障害女性2023報告書」と書いて、dwnj☆dpi-japan.org(☆→@)まで、ご連絡下さい。
▽以下のチラシ(ピンク)をクリックするとDPI女性障害者ネットワークサイトの該当ページに飛びます。チラシのPDFとテキストデータもご覧いただけます。(外部リンク:DPI女性障害者ネットワーク)