タクシーにおける乗降介助は、介助料をとることは認められていません!UDタクシーに車椅子が乗車する場合、別の料金設定にしているタクシー会社はありませんか?
2021年08月12日 バリアフリー
7月から8月にかけて、水戸市と広島市のタクシー会社が、UDタクシーに車椅子を乗せる場合に、別の料金体系を取っているという問い合わせがありました。
- ジャパンタクシーを指定できるが、車椅子の場合は通常とは別の料金設定になっており、距離ではなく時間でお金がとられます。
- トヨタジャパンタクシーを福祉タクシー扱いにして、1,000円の追加料金を徴収している。理由を問い合わせると、障害者・高齢者が車いすのまま乗車する場合の介助の料金として設定しているとのこと(車いすをたたんでトランクに乗せる場合は追加料金はない)。
このようなことが認められるのか国交省に問い合わせると、「車椅子をご利用のお客様のタクシーへの乗降介助については、介助料を収受することは認められておりません。
ただし、介護タクシー事業者において、乗降介助ではない介護行為について、運賃とは別で料金を収受している事業者は存在しています(あくまで「介護行為」に対する料金であり、国交省の管理外のもの)」。ということでした。
上記の2つのタクシー会社には、地方運輸局から働きかけてもらい、改善していただきました。このような事例が他の地域でもあるのではないかと心配しております。
福祉タクシーは別の料金体系ですが、一般のタクシーで車椅子の乗降介助を理由に追加料金を取ることは認められていません。もし、そのような事例があれば、DPIまでご連絡ください。
すぐに改善を働きかけます。
報告:佐藤 聡(事務局長)
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