乗務員による車いす利用者のスロープ乗降介助!JR九州とJR東日本の一部駅でスタート!
2022年02月01日 バリアフリー
2020年秋から国交省で「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関する障害当事者団体・鉄道事業者・国土交通省の意見交換会」が開かれていますが、このなかで車いす使用者に対し、乗務員がスロープ介助を行うことを提案してきました。
現在、多くの鉄道事業者は、駅員がスロープ介助を行っていますが、無人駅の場合は駅員配置に時間がかかるため、車いす利用者等は実質的に利用時間の制限が生じています。
しかし、車両にスロープを積んで、乗務員がスロープ介助をすれば、始発から終電までどの電車でも待つことなく乗降することができるようになります。すでに、伊予鉄道(愛媛)、熊本電気鉄道(熊本)、水間鉄道(大阪)などで実施されています。
このたび、JR九州では2月1日から、JR東日本では3月12日から一部路線ですが、実施されることになりました。大きな一歩だと歓迎しています。
ぜひとも、全国の鉄道事業者におかれましては、計画的に駅のバリアフリー化を推進し、乗務員によるスロープ介助の対象駅を広げていってほしいと思います。
①JR九州 2月1日から香椎線で乗務員のスロープ介助スタート!
■実施開始時期:2022年2月1日(火)始発列車より
■実施線区:香椎線 西戸崎駅~宇美駅 ※駅の構造により、対応出来ない駅あり。
②JR東日本 3月12日から一部路線で乗務員のスロープ介助スタート!
■試行対象駅:左沢駅(左沢線) 女川駅(石巻線) 東名駅・野蒜駅(仙石線※1) 郡山富田駅・磐梯熱海駅(磐越西線※2) 北中込駅・臼田駅・八千穂駅・馬流駅・松原湖駅・佐久海ノ口駅・甲斐小泉駅(小海線)
※1 各駅停車で試行検証します。
※2 駅係員が不在となる時間帯に発着する「快速あいづ」で試行検証します。
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