東海道新幹線N700Sの2次車両が導入されます!コンセントの位置を高くし、多目的室の窓も改善
2022年05月30日 バリアフリー
JR東海は5月27日(金)に、東海道新幹線N700Sの2次車両の投入について発表しました。
これは、昨年から導入されている車いす用席6席の新型車両のさらなる進化版です。従来はコンセントの位置が床面近くと低かったのですが、この2次車両から窓枠近くの高い位置になり、挿しやすく改善されています。
さらに、多目的室の窓も位置をずらし、上方向に広げて、車いすからの視界を広げています。これから製作するため、運行開始にはまだ時間が掛かりますが、2026年度までに19編成投入予定ということです。
また、JR東海では、在来線特急列車についても、名古屋~高山・富山を結ぶ特急「ひだ」号に車椅子スペースを3席設置する新型車両HC85系がこの7月に営業デビューします。特急車両の新基準は今年の3月に改正され、来年春から施行なのですが、それを先取りして整備を実現してくださいました。
▽新型特急ひだ号 TRAIN NAVI(外部リンク:JR東海)
※こちらのサイトには車いす席の情報はありませんが、3席設けられています。
▽JR東海、新型特急車両「HC85系」公開 環境やバリアフリー配慮(外部リンク:yahooニュース)
※こちらのニュース記事に車いす席の写真が掲載されています。
N700Sの2次車両もHC85系も私たち障害者団体と継続して意見交換を行い、整備してくださいました。JR東海様のご尽力に感謝申し上げます。ぜひみなさん、ご乗車頂き、感想を聞かせてください。
報告:佐藤 聡(事務局長)
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