全ての人が希望と尊厳をもって
暮らせる社会へ

English FacebookTwitter

【ニュース】精神障害者運賃割引スタートへ JR6社と大手民鉄16社で導入開始(京成6月~/JR6社2025年4月~)

2024年04月15日 バリアフリー

JR中央線

JR6社と大手私鉄9社は4月11日(木)、精神障害者の割引運賃を導入すると発表しました。

精神障害者運賃割引は一部の大手民鉄しか実施しておりませんでしたが、これで、JR6社と大手民鉄16社の全てで導入されることになります。

導入時期は京成電鉄が今年の6月から、JR6社は来年4月から実施するということです(導入開始時期については各鉄道会社にお尋ねください)。

長年、多くの障害者団体が要望してきたもので、2021年に当時の赤羽国土交通大臣が「真の共生社会実現に向けた新たなバリアフリーの取組」に関し、以下の4つの大臣指示を出し、調整が進められておりました。

  1. 障害者用ICカードの導入
  2. 特急車両における車いす用フリースペースの導入
  3. webによる乗車船券の予約・決済の実現
  4. 精神障害者割引導入促進

1.に関しては、昨春からJR東日本で導入が始まり、今春からはJR北海道、JR東海、JR西でも導入されております。

2.に関しては、2022年に基準が改正され、すでにJR東海の特急「ひだ」「南紀」、東武鉄道のスペーシアX、JR西日本の特急八雲等の新型車両が導入されています。

3.に関しても、今年に入って、JR東日本とJR西日本で導入が始まりました。今回、4.も実現することとなりました。

ご尽力いただいた鉄道事業者のみなさま、国交省のみなさま、国会議員のみなさまに心から感謝申し上げます。

●JR東日本のプレスリリース(外部リンク:JR東日本)(PDF)

▽精神障害者割引制度の導入について

▽精神障がい者のお客さまにも障がい者用 ICカードをご利用いただけるようになります

報告:佐藤 聡(事務局長)

以下に、JR東日本の公開情報を抜粋して掲載します。


1.導入日

2025 年4月1日(火)

割引の乗車券類は 2025年4月1日(火)から発売します。

2.対象者

各自治体で発行する精神障害者保健福祉手帳(旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第1種または第2種の記載のあるもの ※)をお持ちのお客さま(以下、「手帳をお持ちの方」といいます。)

※今後、各自治体で精神障害者保健福祉手帳に旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄を設け、第1種または第2種の別が表記される予定です。

3.精神障害者割引制度の概要

⑴ 介護者の方と一緒にご利用になる場合

  1. 手帳をお持ちの方と介護者の方には、同一区間の乗車券類をお買い求めいただきます。
  2. 割引となる介護者の方は1名です。
対象者 対象となる乗車券類 割引率
第1種精神障害者の方と介護者の方
  • 普通乗車券
  • 回数乗車券
  • 普通急行券
  • 定期乗車券(小児定期乗車券を除きます。)
5割
12 歳未満の第2種精神障害者の方と介護者の方
  • 定期乗車券(小児定期乗車券を除きます。
5割

⑵ 手帳をお持ちの方がおひとりでご利用になる場合

片道の営業キロが 100キロを超える場合に限ります。

対象者 対象となる乗車券類 割引率
  • 第1種精神障害者の方
  • 第2種精神障害者の方
  • 普通乗車券
5割

4.その他

各自治体で発行する精神障害者保健福祉手帳(旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第1種又は第2種の記載のあるもの)をお持ちでない場合、割引の乗車券類をお買い求めいただくことができません。

また、列車をご利用の際にも必ず精神障害者保健福祉手帳をお持ちいただき、係員から提示を求められた場合はご提示ください。


私たちの活動へご支援をお願いします

賛助会員募集中です!

LINEで送る
Pocket

現在位置:ホーム > 新着情報 > 【ニュース】精神障害者運賃割引スタートへ JR6社と大手民鉄16社で導入開始(京成6月~/JR6社2025年4月~)

ページトップへ