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「バリアフリー障害当事者リーダー養成研修inえひめ」を松山市で開催しました!

2023年10月25日 バリアフリー

研修の様子

10月6日(金)~8日(日)の日程で、「バリアフリー障害当事者リーダー養成研修inえひめ」を愛媛県松山市内の松山市男女共同参画推進センター「コムズ」5F 大会議室で開催しました。

この研修は、障害当事者の意見を取り入れたバリアフリーを推進させていくために、DPI 日本会議バリアフリー部会が企画し、2007 年から毎年各地で開催しています。

都市部だけではなく地方でも開催することにもこだわり、様々な問題に気付き共有することで、幅広い当事者目線を活かしたより良いバリアフリー化を目指すための研修です。また、交通エコロジー・モビリティ財団様からの共催を受け実施されています。

2019年末から新型コロナウイルス感染症の流行により、外出すらも規制され自粛を余儀なくされて以来、約4年ぶりに、北は新潟・群馬、南は鹿児島の全国各地から、多種多様な障害をお持ちの当事者19名が参加し対面で開催しました。

研修会では、交通エコロジー・モビリティ財団様から挨拶をいただき、研修初日がスタートしました。

一日目

初日は、当事者リーダー養成の意義と目的について講話いただいたり、地元の交通バリアフリーについて講話いただいたり、新庁舎建設についてのことや、交通事業者からのバリアフリーの歴史と現状について講話いただきました。その他にも、駅の無人化に伴う現状と課題も講話していただき、これからの課題と対応について考えることにもつながりました。

講演する土屋さん

講師陣から貴重な知見を学ぶだけでなく、参加者同士の交流や意見交換の機会も設け、積極的に情報共有を行いお互いに刺激を受けながら学びを深めることができたと思います。研修では実践的な活動やグループワークも行われ、自身の経験やアイデアを活かし積極的に参加してもらう時間がスタートしたのです。

交流会も行い、全国のみんなとつながり、仲間意識を高め意見交換をしやすい環境が整いました。

二日目

二日目の初めには、「基本構想」や「マスタープラン」などについてDPI日本会議の尾上さんからご講演いただき、午後からは実際に松山市内へ出てバリアフリーチェックを行うため、4グループに分かれて松山城・道後・JR松山駅・伊予鉄道古町駅へ出かけました。タイトなタイムスケジュールでしたが、無事に時間通りに終えることができました。

街歩き1 街歩き2 街歩き3

今回バリアフリーチェックをしたことで、全国のバリアフリー状況の違いなどを感じていただけたと思います。

チェック後、会場に戻ってからのグループワークでは、松山市の課題などがたくさん挙げられ、今後私たちが動いて行かないといけないことを痛感しました。それと共に、参加者それぞれの住む町に帰って自らがどう動いて行けばいいのか少しづつ明確になってきたのではないかと思います。

最終日

最終日では、公共交通機関従事者の皆さんへ、障害当事者が研修を行う取り組みである、『交通サポートマネージャー研修』についてのご紹介や、愛媛で当団体の当事者も関わらせて頂いているバリアフリーマップ『おでかけイ〜ヨ』についてのご講話がありました。

そして、最後のグループワークでは3日間の集大成として『今後自分たちの街を住みやすい街にしていくにはどうしたらいいか』ということを、参加者の方々それぞれに考えていただきました。

研修の様子

各グループ、3日間共に活動してきたメンバーということもあり、とても活発な意見が飛び交っていたのではないかと思います。

今回の研修では、様々な地域や障害の方々も参加されていたこともあり、普段では考えられない視点から取り組むことができました。普段何気なく歩いている街並みでも気づいていないことが沢山あるということを本研修通じて実感しました。

今回学んだことを今後も活かしながら、地元の活動を盛り上げていけたらと思っております。

高橋愛実(CIL星空)

2024年は10月14日(月)~16日(水)に東京の戸山サンライズで実施予定です。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。


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