【続報】横浜のホテルがイギリスの選手団にバリアフリー改修の費用を要求したという報道について
2019年07月11日 バリアフリー
標記の件について、本日、7月11日に内閣官房から情報提供を受けました。
- BPA(British Paralympic Association:英国パラリンピック協会)は当初、1つのホテルに選手全員を宿泊させたいと考えて、10数室の改修(バリアフリー化)を求めていた。
- ホテル側としては、改修した場合バリアフリールームの部屋数が多くなり、東京2020オリパラの後も維持できるのか不安をもっていた。
- 関係機関とホテルで話し合い、1つのホテルに10数室バリアフリールームを作るのではなく、複数のホテルにバリアフリールームを増設し、分宿で対応することにした(横浜市内の複数のホテル全体で15部屋くらい増設)。
- 今年の1月の段階で横浜市からバリアフリールームへの改修に助成金が出ることが決定し、費用面の問題はクリアした。
- 3月に、BPAが来日して視察し、複数のホテルにバリアフリールームを増設し、分宿で対応することで合意した。
ということです。
報道は、大会終了後に元の部屋に改修し直す費用をBPAに請求したと読めるように書かれていましたが、請求したという事実はないようだとのことです。
▼Sean Ingle, The Guardian(2019年4月24日)「英国パラリンピックチーム、横浜のホテルからバリアフリー改修費用を請求され困惑」(英語、外部リンク:The Guardian)
▼共同 The Japan Times(2019年6月10日)「車イス可能なホテルはいまだ東京2020オリンピック・パラリンピックの課題」(英語、外部リンク:The Japan Times)
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