6月14日(月)障害者権利条約 締約国会議サイドイベント「新型コロナウイルスとメディカルモデルの来復―グローバルな自立生活運動の呼びかけ」
2021年06月09日 国際協力/海外活動
DPIの佐藤事務局長が関わっている世界の自立生活センターのネットワークであるWIN(Global Independent Living Center Network)が、国連の締約国会議でサイドイベントをやります。日本時間は6月14日(月)23:00-24:15です。
世界のILセンターのリーダーが登場します。韓国はパク・チャノ(元ダスキン研修生)、パキスタンからはシャフィック(元ダスキン研修生)、コスタリカはウエンディ、日本からはJCILの大藪くん(元ダスキン研修生)、ヨーロッパ、カナダ、アメリカはNCIL代表のサラとジュディ・ヒューマンも出ますよ。オールスターです。
ぜひ、みなさん登録して聞いて下さい。一応日本語字幕が付く予定ですが、どのくらい正確かは怪しいので、大きな心で見守ってやって下さい。
このサイドイベントでは、新型コロナウイルスのパンデミックを通して世界的に懸念されている事項に注目します。障害者をより弱者と見なし、メディカルモデルに少しずつ戻ってきている傾向について。各国がパンデミックに対応し、リカバリーの過程に入ろうとしている今、権利条約第19条の実施に向けて進むことが重要で、隔離とチャリティーに戻されることを阻止しなければならなりません。
自立生活運動は障害者が施設から出て、介助者を使いながら自分の思うように自分の家に住むことができるようになるために、重要な役割を担ってきました。
このサイドイベントの目的はコロナからのリカバリーに世界的にどのように連帯し共に働けるか、グッドプラクティス(好事例)を共有しながら後戻りすることを阻止することです。
日時: 2021年6月14日(月)23:00~24:15(14 June @ 10:00 to 11:15 EST (New York time)
※申し込みをいただいた方にサイドイベントのZOOMリンクが送られます。
情報アクセス: 国際手話、 字幕(英語・フランス語・スペイン語・日本語)
内容
- 自立生活とは ― 皆同じ定義を用いているだろうか?
- 自立生活の理解と19条+一般的意見第5号の実現はこのパンデミックでどのような影響を受けたか?
- なぜ緊急に脱施設を呼びかける必要があるのか? 何が必要か?
- もともとから存在している人権侵害、差別に対して、コロナからのリカバリーをどう生かして障害者の人権を尊重していくか? 地域生活の完全な実施をどう実現していくか?
- なぜ世界的な自立生活のアドボカシーが必要なのか?
- コロナからのリカバリーにおいてWINの果たせる役割は何か?
プログラム
10:00 – 10:05 挨拶 & 紹介 – (Nadia Hadad, ENIL) (5 mins)
10:05 – 10:08 WINについて (Sarah Launderville, NCIL, USA) (3mins)
10:08 – 10:28 WINメンバーより (20 mins – 6 speakers/3 mins each)
“それぞれの地域において【自立生活】の理解がコロナによってどのような影響を受けたか?
- アジア (Shafiq Ur-Rehman, Pakistan and Mitsutoshi Oyabu, Japan),
- 北米 (Jessica Jimenez, USA and Laura Hockman, Canada),
- 中米 (Wendy Barrantes Jiménez and Carlos Barrantes Ulloa, Costa Rica)
- ヨーロッパ (Jamie Bolling, Sweden)
10:28 – 10:48
- Gerard Quinn, 国連特別報告官 (ビデオメッセージ): “自立生活に関する国の法律を目指して” (5 mins)
- Chano Park, Seoul CIL: “韓国のIL運動と脱施設法制化の可能性について” (5 mins)
- Amalia Gamio, 権利委員会・脱施設ワーキンググループメンバー: “自立生活と脱施設のガイドラインの設定についてー障害者権利条約権利委員会の取り組み” (5 mins)
- Judith Heumann: “自立生活のグローバルな視点と未来へのメッセージ” (5 mins)
10:48 – 10:10 ディスカッション (モデレーター:Nadia Hadad, ENIL)
10:10 – 10:15 WINメンバーによる声明文
▽チラシはこちらからダウンロードください(PDF)。 ワード版はこちら。
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