11月7日(月)~10日(木)ソウル市訪問報告~国際会議に障害者芸術祭に盛りだくさんでした!~
11月7日(月)~10日(木)の日程で、DPI韓国が主催となり、韓国ソウル市へ世界各国から障害当事者が集まりました。日本からは平野議長と事務局岡部が参加しましたのでご報告します。コロナ禍のため長らくオンラインのみで繋がっていた世界中の皆さんと、直接お会いできた有意義なものとなりました。
7日(月)は、国際会議「人道的危機と障害」(ソウル市、KODDI助成)が開催されました。コロナ禍、戦争で顕著になった障害当事者に関わる課題について、障害者権利条約の観点から意見交換をしました。
また、障害者権利委員会副委員長で、対日審査の日本担当委員であったキム・ミヨンさんも登壇されました。
8日(火)9日(木)は、「アジア太平洋知的障害・発達障害者芸術祭」(ソウル市助成)が開催されました。
8日(火)は、韓国国内はもちろん、日本、バングラディシュ、タイ、モンゴルなどから出品された絵画作品に対しての表彰式が行われました。出品された作家の皆さんがたくさん参加され、平野議長から受賞者へ賞状と花束をお渡しする場面もあり、終始和やかな雰囲気でした。
その後、各国における障害者文化芸術分野に関する報告会が行われました。平野議長から日本の「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」や、尾上副議長が構成委員を務める「障害者文化芸術活動推進有識者会議」などをご紹介しました。
9日(木)は、ソウル特別市立ソウル発達障害者福祉館へ訪問を見学しました。年齢、目的別に少人数制のプログラムが組まれ活動されており、当日は太鼓の演奏で歓迎していただきました。各部屋を周りご紹介いただいた後、ホールにて活動の詳細を伺いました。参加した各国から自国の活動も紹介し、意見交換も行いました。
10日(木)は、国会を訪問し韓国の障害当事者国会議員と意見交換をしました。その後、バリアフリーツーリズム体験(ソウル市、ソウル市観光協会助成)として、景福宮と世宗文化会館資料館へ行きました。景福宮はガタガタした道ではありましたが、スロープは完備されており通常ルートと変わらずに周ることが出来ました。
世宗文化会館資料館はどの展示物へも車椅子のまま近づけ、船の模型にも入ることが出来ました。また、地下の施設であるため、天候に関係なく楽しめる場でした。ハングルで自分の名前を書く体験ができ、皆さん真剣に筆を走らせていました。
今回のイベントを通し、世界中から人々が集まり、報告し、議論し、目標を新たにし、自国に持ち帰り更なる活動に邁進していくという、数年前のあの頃に徐々に戻りつつあるのだと感じました。総括所見が出された今、私たちもしっかりと活動をしていかねばならないと改めて考えました。
報告:岡部夏実(事務局長補佐)
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