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笠柳大輔くんがアメリカに旅立ちました! 来年の4月までファンドレイジングを学んできます ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業第40期生

2023年05月08日 国際協力/海外活動

出発前の笠柳を囲んでの記念集合写真

DPI日本会議で長年、事務局員として運営を支えくれた笠柳大輔くんが5月6日にアメリカに旅立ちました。ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業の第40期生として、来年の4月までアメリカでファンドレイジング(民間非営利組織の資金集め)を学んできます。

DPIは民間の非営利組織で全国のみなさまからご寄付をいただき運営しております。ありがとうございます! しかし、お金集めがあまり得意ではなく、財政基盤が弱いのです。笠柳くんは、webやSNSでのDPIの情報発信に積極的に取り組み、寄付を集めるべく様々なことにチャレンジしてきました。

2017年にADAツアーでアメリカに行き、全米自立生活センター協議会(NCIL)のカンファレンスに参加し、自立生活センターを訪問したことがきっかけとなり、アメリカの自立生活センターの資金集めに興味を持ち、地道に英語を勉強し、このたびダスキン研修生として留学できることになりました。

研修先は、ニューヨーク州のロチェスターにあるCenter for Disability Rights(CDR)という自立生活センターです。代表のブルースさんは、NCILの代表も務めた方で、アメリカを代表する障害者リーダーです。日本にも2018年に来日し、大阪や東京で日本の障害者団体と交流し、アメリカの活動を紹介してくれました。CDRは資金集めが上手な大きなセンターで、権利擁護等様々な活動を展開しています。

今回、笠柳君を派遣してくださった「ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業」は、1981年から続く留学プログラムです。日本の障害者を海外に派遣し、様々なテーマで学ばせてくださるもので、現在、全国各地で活躍している障害者運動のリーダーは、このプログラムでアメリカで学んできた人が沢山います。

実は私も1993年に第13期生としてアメリカを訪問する機会をいただきました。アメリカでは、自立生活運動の父と呼ばれるエド・ロバーツさんのお話を聞いたり、実際にバリアフリーな街をバスや地下鉄を使って自由に移動する体験は大きな衝撃でした。この時の体験が私のいまの活動のベースとなっています。

素晴らしいプログラムを長年にわたって実施してくださっているダスキン愛の輪基金様には心から感謝申し上げます。

笠柳君の留学を支えてくださったみなさまに厚く御礼申し上げ、笠柳君がアメリカで多くのことを学び、来年の春に元気に帰国するのを楽しみに待っています。

佐藤 聡(事務局長)


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