学ぼう!!語ろう!!アフリカの障害者の自立生活 JICAアフリカ障害者研修2018 研修レポート⑥
2018年07月20日 国際協力/海外活動
アフリカ研修15日目(7月17日(火))の報告です。
この日のプログラムは、午前が「自立生活センター見学」としてDPI日本会議加盟団体の自立生活センターSTEPえどがわを訪問し、午後が「アフリカでの自立生活の展望/グループディスカッション、プログラムデザインの作成」と「私の実践報告(南アフリカとのスカイプ討議)」という盛りだくさんな一日でした。
自立生活センターSTEPえどがわの訪問では、最初に団体としての活動や江戸川区地域の説明を受けました。同じ東京都内でも区によってサービス支給の基準が異なり、江戸川区では24時間サービスが実現していないという説明に、研修員からは「江戸川区で24時間サービスを必要としている人はどうやって生活しているのか」「江戸川区は何故サービスを提供しないのか」という質問がありました。
また、聴覚障害当事者スタッフから、自身の経験や働き方の工夫等が説明されました。研修員からは自国の聴覚障害者の状況が説明され、「日本には手話は何種類あるか」「人工内耳と補聴器はどちらが普及しやすいのか」という質問がありました。
自立生活センターの活動、当事者の声を聞き、研修員から「自立とは何か混乱してきた」という質問があり、土屋峰和氏(自立生活センターSTEPえどがわ)から「何をもって自立となるかは人によって異なるし、必要な支援も異なる。そのことをきちんと理解して活動をしていかなければならない。」という返答がありました。
さいごに、啓発活動の一環として活躍している「バリアフリー戦隊ダンサナクセイバー」のミニショーがありました。全員でダンサナクセイバーに声援を送って、バリバリアンを倒しました!
午後のグループディスカッションでは活発な議論がなされ、各自のプログラムデザイン作成に取り掛かりました。後半の「私の実践報告」南アフリカと日本をスカイプで繋げ、ピート氏(2013年研修員)とマリスカ氏(2016年研修員)と意見交換をしました。
日本での研修も残り少なくなりました。各々がプログラムデザインを完成させてタイへ移動します。最後まで充実の研修となるよう、サポートしていきます。
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