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パブリックコメント募集中です(締切:11月25日(月))
「SDGs(持続可能な開発目標)を国内で実施のための活動指針の改定案」

2019年11月21日 国際協力/海外活動

政府は「誰一人取り残さない社会を実現」することを趣旨とする「SDGs(持続可能な開発目標)を国内で実施のための活動指針の改定案」を発表し25日(月)までパブリックコメントを実施します。

誰一人取り残さないといっているのに、障害者からの発信が足りないので、是非参加してください。

私たち障害者しかわからない問題を、それぞれの体験に基づき発信しましょう。

▽(1)SDGs 実施指針(改訂版)の骨子についての意見募集について
▽(2)SDGs 実施指針(改訂版)(骨子)について

障害分野から、例えば以下の意見が言えます。

障害があっても取り残されないためのDPI日本会議の意見

●人権に配慮した政策を

誰一人取り残さないための人権への配慮が不十分である。
そのためにステークホルダー(利害関係者)の一番初めに市民社会を挙げるべき。
5(3)ウ「市民社会」にはその人たちが含まれているという視点が欠けている。

・通勤(通学)をしたいけど重度訪問介護等の制度を利用でないため、諦めています。
・介助者や介助時間が少なく自分の望む暮らしができません。
・障害のない人と同じように自由に路線バスに乗りたいけど、3日前の予約を求められています。
・JRを利用するのに小さな駅なので発車15分前の到着や時間帯によっては利用できません。
・職場の会議や研修で手話通訳や文字通訳が配置されないため出席できません。
・介助犬と一緒のため飲食店への入店を拒否されます。

●誰でもSDGsの取り組みにアクセスできるように

アクセスを保証する環境、情報・コミュニケーション制度も含める

●インクルーシブな教育環境を

5(3)クでの教育機関の役割が17すべての目標達成に貢献できるように、包摂的な教育環境の提供も役割の中に加えるべきである。

・地域の障害のない子どもと同じ普通学校(普通学級)に通いたいけど障害を理由に特別支援学校(特別支援学級)に通学することを求められます。
・修学旅行に行きたいけど介助が必要なため親の同行を求められます。経済的な負担から参加を断念しています。
・校舎がバリアフリーでないため通学できません。

●みんなで政策立案・実施・評価をするシステムを

政府が作った、市民社会、民間企業、国連機関、大学・研究機関から14 名から成る「SDGs 推進円卓会議」は政府に意見を届け貢献を行ってきたと思うが、さらにその活動を強化するために多様な立場の人々の意見を集約する分科会を設ける必要があります。例えばジャパン・タクシーで障害者が排除されるのは、企画、実施、ファローアップでの障害者の参加がなかったので、当事者参加の必要性の明記を求める。

DPI日本会議 国際協力部会

以上

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