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「アフリカ地域 障害者のエンパワメントを通じた
自立生活促進」研修が始まりました!

2017年06月15日 国際協力/海外活動

独立行政法人国際協力機構(JICA)よりDPI日本会議が受託している「アフリカ地域 障害者のエンパワメントを通じた自立生活促進」研修が6月8日から始まりました。アフリカ6ヶ国(レソト、モザンビーク、ナミビア、セネガル、タンザニア、ジンバブエ)の障害者リーダーと障害分野の行政官8名が日本の障害者政策や障害者運動、自立生活について学んでいます。研修は6月30日まで3週間続き、その後、7月1日より日本で学んだことを自国の状況に適正化させるため、タイ・バンコクにて在外補完研修が行われる予定です。

DPI日本会議は2002年よりJICA事業委託を受け、アフリカの障害者支援を行っています。今年から始まった新規3カ年の研修では、障害者の「自立生活」や「エンパワメント」にこれまで以上に重きをおいた内容となっています。


(公社)東京都盲人福祉協会 職員より歩行訓練や洗濯機等の使い方の説明をうける研修員(ジンバブエ、タンザニア)

手話で自国の障害者の状況を発表する研修員(レソト)

日本の交通アクセシビリティに関する講義の様子

質問をしている研修員(タンザニア)

資料を読む研修員(ナミビア)

JICA本部での研修の様子

JICA本部で配られた資料

JICA本部での研修の様子

講義例
・厚生労働省訪問、八王子市役所訪問
・障害分野におけるJICA支援の動向
・日本の障害者政策の変革-障害者制度改革と権利条約の推進-
・障害者の政策参加と行政からの支援
・日本のアクセシビリティの現状
・視覚・聴覚・精神障害者と自立生活センター~障害種別を超えて~
・介助サービス~制度・仕組み・介助者の育成~
・自立生活プログラム概論
・ピア・カウンセリング概論・演習
・アフリカでの自立生活の展望

講義だけでなくディスカッションや視察の時間を多く設け、地域で生活している障害者宅でのホームステイや交通機関を利用したバリアフリー状況の視察も行います。また、6/27には世界銀行やJICAと共催して公開セミナー「持続可能な開発目標(SDGs)と障害者の自立生活」を開催し、研修員に各国の自立生活の状況をレポートしてもらう予定です。

 

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