3月27日(日)インクルーシブ教育をテーマに「DPIタウンミーティングin鹿児島」を開催しました(共催:自立生活センターてくてく)
2022年04月07日 インクルーシブ教育
報告:川﨑良太さん(NPO法人自立生活センターてくてく)
まず初めに長らく続くコロナ禍の中、このように対面での研修が無事に開催出来ましたことを大変うれしく思います。
関係各位の皆様ありがとうございました。
2022年3月27日(日)、公益財団法人俱進会様からの助成を受け、自立生活センターてくてくとDPI日本会議の共催で「タウンミーティングin鹿児島」を開催いたしました。
社会から差別や偏見をなくしていくのは、教育が鍵
前半はDPI日本会議 崔栄繁さんによる「インクルーシブ教育って何?」と題しての講演でした。
世界の現状と、日本との対比。インクルーシブとインテグレーションのちがいやその説明。
実際にインクルーシブ教育を受けて育った方の事例で、成人してからも関係が続いている様子も写真を交えてお話しくださいました。崔さんの幼少期のころ近所に障害を持った同世代の人がいるのを特別支援学校の送迎バスで存在を知ったというエピソードはとても印象的でした。
私自身当事者として、こうして社会から隔絶、排除されていくのだということを改めて感じました。
第二部は、自立生活センターてくてくより小牧、福嶋が自身の経験からインクルーシブ教育と社会での障害のあり方について話しました。
小牧は普通小学校に通う際、母親の同伴が条件だったこと。大学は制度の壁や配慮の乏しさもあり、あきらめざるを得なかったこと。
福嶋は自身が障害者になるまで、ほとんどその存在について知らず、教育課程においては特殊学級の友達は給食の時だけ一緒になることから特別な存在である、と思ってしまう構造があることにインクルーシブ教育を知ると見えてくること等を共有しました。
その後は時間の許す限り、ディスカッションをさせていただきました。
社会から差別や偏見をなくしていくのは、教育が鍵であること。
自分たちの原風景を大切にし協働して取り組んでいこう。と思いを伝えあいながら語り合える良い時間でした。
今後ともしっかりと学び、そして鹿児島でもインクルーシブ教育の実践ができるよう頑張ってまいります。全ての人の“ちがい”を大切にしながら。
助成:公益財団法人俱進会
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