4日目報告!!台湾 新活力自立生活センター!
2017年11月07日 障害者権利条約の完全実施
●台湾4日目(11月2日)報告
4日目は午後、林君潔(リンさん)が事務局長をしている新活力自立生活センターに訪問しました。
写真:センターの前で!
写真:自立生活センターで。エドロバーツさんが!
写真:2009年の台湾トライのポスター
場所は台北駅から地下鉄で20分くらいでしょうか。センター見学のほか、リンさんにお願いして、今回の障害者権利条約の初日の審査委員会で発言したLGBTの団体である台湾トランスジェンダークイア権利擁護聯盟(以下、聯盟)の胡勝祥(ネルソン)さんにわざわざ来ていただいて、いろいろなお話をすることができました。
写真:胡さんとの懇談。台湾のLGBTQの団体と障害者について。
胡さんの団体は60名ほどの個人会員と6つの団体会員で構成されているネットワーク(聯盟)ということです。なぜ障害者権利条約の審査に参加したのかお聞きしたところ、台湾の総人口の10%がLGBTの方でそのうち10%が精神障害者、ということです。差別や偏見などで家族関係などがうまくいかず、精神障害者になる場合が多いとのことでした。そのほか、障害者の中にももちろんLGBTの方たちがいる、ということで今回参加し、今回は特に精神障害者の手帳をとるのが大変だそうで、6か月病院に行かないと手帳とれず、性的少数者で精神障害の人たちが手帳とりにくいということを中心に訴えた、とのことでした。
団体が作られた経緯については、法律や条例の問題で障害者やクイアの人がどうしても一般の社会生活上でパートナーを探すことができず、インターネットに頼るが、未成年者の使用禁止などの決まりがあり、警察に捕まったりすることがある、そうした人たちの支援のためにできた、ということでした。
写真:胡さん(中央)と記念撮影
どのように障害者団体と出会ったのか、ということについては、今はもうなくなったが、一年に一度大きなデモなどの行動するために「千障行動連盟」というネットワーク団体を作って行動した際に、胡さんの団体と知り合った、とのことでした。
懇談会が終わった後、当然のことながら情報を交換し、親睦を深めるための活動のために街に繰り出しました。西門というところでおいしい魚料理などをいただきました。その後も二次会へ(笑)。センターの方々との交流を深めたのは言うまでもありません(笑)
写真:センター理事長の翁玉鈴さん(右)と平野議長(左)。