Aさんが無事に退院しました!(自立生活センターおおいた報告、withコロナ時代のオンライン地域移行支援制度モデル構築事業)
2021年09月14日 地域生活
日本財団からの助成による「withコロナ時代のオンライン地域移行支援制度モデル構築事業」では、協力団体である京都の「日本自立生活センター(JCIL)」と大分の「自立支援センターおおいた」がオンラインツールを活用して病院から地域への移行支援に取り組んでいます。
今回はその自立支援センターおおいたの押切さんから本事業の進捗状況についてご報告いただきます。
皆さんこんにちは。大分の押切です。
日本財団様の助成を受け、自立生活体験室を設置させていたたき、自立生活プログラムを実施していたA氏が無事退院する事ができました。
今回は、そんなA氏の感想や思いを皆さんへ届けたいと思います。
ILP体験の感想
☆始める前
コロナ禍で実際に自分が体験室に行ってのILP体験が出来ず、リモートでどれほどの成果があるのか疑問でした。
実際にリモートでのILP体験をされた方の動画を見ても疑問は消えなかったが背に腹は代えられず、ワラをもつかむ思いでリモートでのILP体験に挑戦しました。
☆やってみて
リモートでのILP体験をやってみて買い物や掃除、調理をやってみて、ヘルパーさんへの指示出しや逆にヘルパーさんから掃除のやり方等を教わりながら、楽しみながら体験できました。身体介助については人形を使い、カメラを通してヘルパーさんに指示出しするのは難しいと感じました。
人形と本物ではまったく違いますがイメージがあるのとないのとでは雲泥の差です。ヘルパーさんとも話が出来、少しでもお互いを知る機会にもなりました。全体を通してコロナ禍で病院から自立したいと考えている方に最初から諦めずにリモートでもILP体験は十分出来るという事を伝えていきたいと思いました。
☆今後の目標
今回の経験を生かしコロナ禍で自立生活を目指す方達に諦めることなくリモートであってもILPを経験して1つでも自分のスキルを上げ、充実した自立生活を送れるよう支援して行けたらと思います。
皆さんのサポートを受け無事退院できた事に本当に感謝しております。
今後も、一人でも多くの方が地域移行できるよう、活動を行ってきたいと思っております。
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