「性暴力における刑法見直し」を!小野田法務大臣政務官を訪問しました
2021年06月22日 権利擁護
性犯罪の被害者には障害者が多いということが、諸外国の調査等でも明らかで、法務省の報告書でも被害者の3割はなんらかの障害を持つ人、ということも書かれています。
しかし、明治時代に骨格ができた現行刑法では、犯罪行為とするに必要な条件(構成要件)に問題があり、障害のある人が性犯罪の被害を受けてもなかなか処罰されないことが起きています。
DPIでは他の団体と協力しながら刑法の見直しを訴えてきました。そして、6月14日、(NPO法人)しあわせなみださんの小野田紀美法務大臣政務官への署名提出(署名数:11889筆)にDPIにもお声掛けいただき、DPIからは崔が同行しました。
障害者差別解消法の改正でも大変ご尽力いただいた宮路拓馬総務大臣政務官にご同席いただき、しあわせなみださんからは、理事長の中野宏美さんとスタッフの生駒友一さんが参加されました。小野田政務官は真摯に対応してくださり、大変熱心に、多数のご質問をいただきました。
署名提出後、DPIからは参加できませんでしたが、記者会見も開催され、メディアからも大変多くの方にご参加いただきました。この課題には今後も皆さんと力を合わせて取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします。
最後に貴重な機会をくださったことに対し、中野理事長に心より感謝申し上げます。
▽法務大臣へ、性犯罪における刑法改正を求めます(外部リンク:change.org)
報告:崔 栄繁(議長補佐)