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【開催報告】2月22日(土)障害者差別解消法の改正に向けたタウンミーティングin四国

2020年02月25日 イベント権利擁護

三ツ井さん(CIL星空事務局長)が先日開催をした「障害者差別解消法の改正に向けたタウンミーティングin四国」の報告を書いてくれましたので、是非ご覧ください!


まず初めに、昨今の新型コロナウイルスの流行によって各イベントが中止となる中、この度この研修会が無事開催できたことを大変嬉しく思います。

2020年2月22日(土)愛媛県の愛媛県身体障がい者福祉センターにおきまして、公益財団法人具進会様からの助成を受け、愛媛障害フォーラムとDPI日本会議の共催で「障害者差別解消法の改正に向けたタウンミーティングin四国」を開催いたしました。

前半はDPI日本会議の佐藤聡さんによる「障害者差別解消法の経過と課題」についての講演でした。

佐藤聡
後半はDPI日本会議の崔栄繁さんによる「これは差別?差別ではない?~グループで事例検討~」と題した全員参加型の講演でした。全2部構成で行い、約50名の参加者で一緒に考え共有しあう場となりました。

崔

前半の佐藤さんの講演では、60分ほどの時間で障害者差別解消法の内容について、また改めて差別とは何かという点について分かりやすくご説明いただき、こうした場に初参加の人も興味を抱き理解できる講演内容だと感じました。

差別の定義についての理解も深まり、法律改正を自分のこととして捉え考える良いきっかけになったのではないかと思います。

後半は崔さんの仕切りのもと、様々な差別事例をもとにグループワークで意見交換をする場となりました。各事例を直接・間接・関連差別などに分類分けをし、自分だったらどう思うかを考え、そこから過去の体験が差別にあたるのだと気付かされたり、日頃考えていなかったことにも疑問を持つことができました。
グループワークの説明
グループディスカッション

ここで広がった視野を周りに伝え、みんなが住みやすい町づくりに活かしていきたいと思います。

2日目には特別企画として、インクルーシブ教育学習会を開催いたしました。
崔さんに登壇していただき、そもそもインクルーシブ教育とは何なのか、なぜそれが必要なのか、これまでの事例などについてご講演いただきました。

崔

現状、愛媛県内ではまだまだ認識や意識が低いと感じますが、これを機にもっと多くの人にインクルーシブの大切さを知ってもらい、分離されない教育にしていくために私たちにできることを話し合い、インクルーシ教育の実現に向けて取り組んでいきたいと思います。

参加者の様子

愛媛県は『おもてなし日本一』の街というキャッチフレーズを掲げていますが、まだまだ取り残されている人も多くいます。今回のタウンミーティングは『誰も取り残されない街づくり』について今後取り組んでいくためのパワーアップになると感じています。

仲間たちと思いを共感し、愛媛という街を本物の『おもてなし日本一』に変えていける自信になりました。
今回の開催にあたり関わっていただけた全ての人たちに“だんだん”。

三ツ井(CIL星空 事務局長)

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