「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2025年4月号)
2025年04月07日 イベントバリアフリー雇用労働、所得保障国際/海外活動
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!2025年4月号」をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!
凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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地域生活
〇注目! 4月11日(金)ヘレナ・カルンストローム講演会-スウェーデンにおける自立生活運動と介助制度、今後の課題-
〈概要〉
スウェーデンで障害者の自立生活運動に取り組んできたヘレナ・カルンストロームさんが来日します。ヘレナさんはアドルフ・ラツカさんとともに、障害者の自立支援や介助制度の整備に尽力されてきました。本講演会では、スウェーデンにおける自立生活運動と介助制度、今後の課題についてお話しいただきます。また、後半では日本の障害者運動のリーダーとの対談を行い、日本の運動の歴史や介助制度について議論し、今後の運動の方向性について考えます。
日時:2025年4月11日(金)14:00~16:40
会場:東京都議会議事堂6階第1会議室(〒160-0023 東京都新宿区西新宿2丁目8−1)
開催方法:会場とオンラインのハイブリッド開催(会場定員:60~70名)
参加費:無料
情報保障:手話通訳・PC要約筆記あり
▽詳細・申込みはこちら
バリアフリー
〇注目! パブコメ!「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」の改正案、及び「建築プロジェクトの当事者参画ガイドライン」
〈ワンポイント解説〉
国交省は建物のバリアフリー整備基準である「建築設計標準」改正します。また、新たに「建築プロジェクトの当事者参画ガイドライン」を策定することになりました。こちら、量が多いですが重要なものなので、ぜひ、皆さん意見をお送りください。
「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」改正案等に関する意見募集について
受付開始日時:2025年3月31日 0時0分
受付締切日時:2025年4月30日 0時0分
▽パブリックコメントはこちら
国際協力
◎大注目! ビデオ「インクルーシブな社会を目指して ~障害者運動から見た日本の物理的バリアフリーと街づくり~」をご覧になりましたか。
JICAがビデオ「インクルーシブな社会を目指して ~障害者運動から見た日本の物理的バリアフリーと街づくり~」を公開しました。30分弱と少し長いですが、みなさんに見て頂けると嬉しいです。日本語、英語、スペイン語の3言語で、日本語版には手話も入っています。DPIからは尾上、佐藤、あいえるの会の白石と橋本、STEPえどがわの工藤の諸氏も出演しています。
●日本語版 ●英語版 ●スペイン語版
〇注目! NHK国際報道で「中南米に広がる障害者の”自立生活革命”」が紹介されました
コスタリカを中心に障害者の自立のための仕組みづくりが中米広がった背景にとして、日本からの支援もありました。ウェンディ・バランテスさんは日本で研修を受け、日本の障害当事者が声を上げ、障害者サービス充実のための運動をすすめてきたことを知り、コスタリカのサービスも日本に習って変えるべきと訴えてきました。その結果、コスタリカは自立生活が進む障害者政策の先進地であり、その活動は中南米の各国に波及し、“自立生活革命”と呼ばれる運動に発展している様子を紹介しています。再放送の機会があればぜひご覧ください。
▽NHK国際報道 2025中南米に広がる障害者の”自立生活革命”(初回放送日:2025年3月14日)
〇注目! JICA障害と開発のパンフレットが改定されました。
JICAの「障害と開発」における協力について紹介するパンフレットが、2025年3月に更新されました。
〇注目! HDPネクサスをご存知ですか
「人道・開発・平和の連携(Humanitarian, Development and Peace Nexus、略称HDPネクサス)とは、人道危機対応の三本柱である人道支援・開発・平和構築に携わる様々なアクターたちが、ばらばらにそれぞれの活動を行うのではなく、より緊密に連携し、相乗効果を出すような分野横断的なアプローチを促進するものです。恐怖と暴力のない世界を目指してこの用語はよく使われ、難民・避難民の他、UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)、ジェンダーなど開発の様々な個所で使われるアプローチです。
〇注目! WHOの地域精神保健ガイダンス資料が公開されました
精神医療・保健福祉において障害者権利条約の実施はどのように可能か?好事例集であるWHOの地域精神保健ガイダンスの日本語版PDFができました。下記からダウンロードできます。
雇用労働・所得保障
〇注目!安藤常任の株式会社障碍社が「人を生かす経営大賞」の大賞を受賞しました
障害者雇用を推進する優良企業として、安藤常任が経営する株式会社障碍社が評価を受けました。
▽原町田企業 障害者生かし最高評価 一社主催の経営大賞獲得(タウンニュース)
優生保護法と優生思想
〇注目! 映画『沈黙の50年』上映会&トークイベント(大阪)
国と優生保護法訴訟原告団・弁護団・優生連が締結した合意文書に基づき、第一回目の定期協議の3月27日にこども家庭庁会議室(及びオンライン)で行われました。三原こども家庭庁大臣、二木厚労省副大臣、金城文科大臣政務官が出席し、被害者たちの話に何度も取材を繰り返しました。国の法的責任を認めて被害者に確実に補償を届けること、三つの作業部会で調査・検証、人権教育、障害者への差別偏見をなくすための取り組みを検討していくことが確認されました。これからがスタートです!今後の各地での動きにもご注目ください。またぜひ映画『沈黙の50年』をこの機会にご覧下さい。
映画 『沈黙の50年」上映会&トークイベントの概要
日時:2025年5月16日(金)13時 受付開始~16時20分 終了
場所:大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター(住所:大阪府大阪市東成区中道1―3-59)
手話通訳・文字通訳あり。
映画(制作:映画 『沈黙の50年」制作委員会、監督:谷進一)は、字幕・副音声つき。
参加費 一人1000円 介助者(申し込み不要)と小学生以下は無料です。(申し込みの締め切りは、5月2日(金))
〇お申込み・お問合せ先:
NPO法人自立生活夢宙センター内 おおさか旧優生保護法を問うネットワーク
電話:06-6683-1053、FAX:06-4702-4738
メール:osaka.tounet@gmail.com
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