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「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2025年3月号)

2025年03月05日 イベントバリアフリー権利擁護雇用労働、所得保障尊厳生障害女性国際/海外活動

今月はここに注目!

現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!2025年3月号」をお届けします。

今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。

これを読めば一目瞭然!

凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て

クリックすると各分野に移動します


バリアフリー

◎大注目!
第14回バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会(日程未定)

2026-2030年までの第4次基本方針を議論してきましたが、今回中間まとめが出される予定です。鉄道分野では2月に取りまとめが終わりましたが、各分野の新たな目標項目と目標値が示されるものと思います。5月には最終取りまとめの予定です。


〇注目!
第13回移動等円滑化評価会議(日程未定)

毎年2回開いている会議です。バリアフリー関連の取り組み報告や、課題などが議論されます。


〇注目!
第8回建築設計標準フォローアップ会議(日程未定)

建物関係のバリアフリー課題について報告と議論を行うものです。今年度は客席の基準をWGで議論してきましたので、その取りまとめも示されると思います。


〇注目!
第2回公共交通機関のバリアフリー基準等に関する検討会(日程未定)

この検討会は基準の改正を行うときに開かれるものです。新たな基準に注目です。


権利擁護

◎大注目!
3月12日(水) 第83回内閣府障害者政策委員会開催

第7期となる障害者政策委員会が新たな委員でスタートします。DPIからは平野みどり議長が委員となりました。今回は委員長の選出と、年末に政府が出した「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた行動計画」が説明されます。

障害者政策委員会はオンラインで傍聴できます(YouTube配信)。ぜひご覧ください。

▽(外部リンク)内閣府政策統括官(共生・共助担当)付障害者施策担当YouTubeアカウント

▽(外部リンク)内閣府障害者政策委員会 第7期委員名簿(PDF)


国際

◎大注目!
3月21日は世界ダウン症の日です。

国連総会は2011年に3月21日を「世界ダウン症の日」と宣言し、以降毎年この日を「世界ダウン症の日」とすることを決定しました。ダウン症に対する国民の意識を高めるため、すべての加盟国、国連システム関連機関、その他の国際機関、ならびに非政府組織(NGO)や民間セクターを含む市民社会は、世界ダウン症デーを適切に遵守するよう呼びかけられています。

⽇本ダウン症協会は毎年3⽉を「ダウン症啓発⽉間」とし、情報発信や啓発を行っています。

▽(外部リンク)2015年の「世界ダウン症の日」のために高校生の兄とダウン症の弟とで作ったYouTube 5分動画「ザ・シンプル・インタビュー」(日本語字幕付き)


〇注目!
ESCAPが年次SDGs進捗報告書を発表しました。

国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)はが、アジア太平洋地域でのSDGs進捗状況の年次進捗報告書を発表しました。これは他の4つの持続可能な開発に関する地域の報告と合わせて、7月に国連本部で開催される「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」の議論に加えられます。

HLPF 2025のテーマは、「持続可能な開発のための2030アジェンダとそのSDGsのための持続可能で包摂的で科学的かつ証拠に基づく解決策の推進」であり、今回はSDG3(すべての人に健康と福祉を)、SDG5(ジェンダー平等)、SDG8(働きがいも経済成長も)、SDG14(海の豊かさを守ろう)、SDG17(目標のためのパートナーシップ)のの5つの目標が取り上げられています

アジア太平洋地域は世界平均と比較して、いくつかのSDGsでの成果があるものの、気候変動、自然災害、重大なデータギャップなどの根強い課題が未だ残っているとしています。障害に関しては、92% という最大のデータギャップがあり、障害者に関するデータ収集を強化することが極めて重要であると強調しています。報告書は以下からダウンロードできます。

▽(外部リンク)Asia and the Pacific SDG Progress Report 2025: Engaging communities to close the evidence gap


〇注目!
拷問禁止条約も使って障害者の権利を守りましょう

拷問禁止条約では、あらゆる残酷な、非人間的、または品位を傷つける扱いや刑罰を防止し、いかなる人によって行われた拷問、残酷な刑罰や扱いも処罰の対象としています。日本は1999年に加入し、その進み具合や状況を報告しなければなりませんが、批准にはいたっていません。すでに3回政府報告が行われ、最後の2024年の報告では障害がある被疑者取調の際の録音・録画、精神障碍者の自らの意思でない入院、障害者虐待の通知、地域移行などに触れていますが、総括所見はまだ出ていません。

昨年11月に開催された第81回会期での6か国への総括所見では、4か国に対して出ている障害に関する勧告の部分をIDA(国際障害同盟)が以下で詳しくまとめています。私たちが問題としてきた強制不妊手術、精神科施設での処遇、継続している施設入所制度なども範疇に入りますし、今後取り組もうとえしている拘置所や刑務所での合理的配慮の欠如においても、この条約は障害者権利条約と並んで重要です。

▽(外部リンク)International Disability Alliance(IDA)Committee against Torture’s Concluding Observations – Disability Relevant Extracts


障害女性

◎大注目!
3月29日(土)DPI女性障害者ネットワーク新報告書刊行記念 東海シンポジウム

DPI女性障害者ネットワーク(DWNJ)の新しい報告書、『障害のある女性の困難~複合差別実態調査とその後10年の活動から』刊行記念として、各地で開催してきた連続学習会のファイナルイベントのご案内です。

日時:3月29日(土)13時から16時10分(開場時間12時30分)
場所:労働会館 本館2階 第1、2、3会議室(名古屋熱田区沢下町9番3号)
名鉄・地下鉄・JR金山駅から徒歩8分
定員:100名(※定員になり次第締め切らせていただきます)
参加費:無料
情報保障:手話通訳・要約筆記あり(会場のみ)
※オンライン参加もできますが、情報保障はZoom字幕のみとなりますので、ご了承ください
申込期限:3月20日(木)までにお申し込み下さい。

申込方法 ▽(外部リンク)下記URLフォームよりお申込みください。

主催:DPI女性障害者ネットワーク・東海実行委員会
後援:社会福祉法人AJU自立の家、愛知原告を支援する会

▽チラシ(PDF)


雇用・労働・生活保護・所得保障

〇注目!
3月10日(月)第3回 障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会

厚生労働省の研究会で、障害者雇用促進をめぐり、現行の障害者雇用率制度に係る諸課題などについて、前回2月28日に引き続き関係者ヒアリングが行われます。ぜひ傍聴ください(申込みの締切りは、3月7日(金)12:00必着です)。

▽(外部リンク)厚生労働省 傍聴申込み先


優生保護法

◎大注目!
京都新聞社が滋賀県に対して起こした情報開示請求裁判が終結!

京都新聞社が滋賀県に優生保護審査会文書の「黒塗り」を外すよう求めていた裁判が終了し、「8割開示」を県に命じた昨年5月の大阪高裁判決が確定しました。

▽(外部リンク)強制不妊の文書開示訴訟 開示命じた判決、最高裁で確定 京都新聞社と滋賀県、双方の上告棄却|京都新聞デジタル 京都・滋賀のニュースサイト

以上


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