「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2024年4月号)
2024年04月01日 イベント地域生活バリアフリー権利擁護障害女性国際協力/海外活動
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!2024年4月号」をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!
凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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地域生活
◎大注目!
令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に関する省令が公開されました
<ワンポイント解説>
令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に関する情報が下記のリンク先にまとめられており、報酬改定にかかわる省令についても公開されています。
▽令和6年度障害福祉サービス等報酬改定について(外部リンク:厚生労働省)
◎大注目!
令和6年3月25日(月)主管課長会議資料が公開されました
<ワンポイント解説>
令和6年度の障害福祉サービス等の実施・運用に関する自治体向けの文書および説明動画が公開されました。今回は報酬改定が行われたタイミングでもあり、新しい制度や運用の変更なども生じているので、ぜひリンク先の資料や説明動画をご参照ください。
▽令和6年3月25日:主管課長会議資料(外部リンク:厚生労働省)
バリアフリー
◎大注目!
6月くらいから? 客席の義務基準について継続検討決定
<ワンポイント解説>
2023年度にバリアフリー基準見直しWGが開かれ、バリアフリートイレ(原則各階に1以上)、車いす使用者駐車施設(1%以上)、劇場等の車いす用客席(0.5%以上)が決まりました。
このなかで、客席のサイトライン、同伴者席、垂直水平分散については、2024年度も継続して検討されることになりました。6~7月くらいから新たな検討会が立ち上がる予定です。大注目です。
権利擁護
◎大注目!
4/1(月)改正障害者差別解消法スタート!民間も合理的配慮の提供が義務化~差別を受けたと思ったら「つなぐ窓口」へ!~
<ワンポイント解説>
2021年度に改正された、障害者差別解消法がスタートします。
最大のポイントは、民間事業者も合理的配慮の提供が義務化されることです。相談体制も整い、内閣府に「つなぐ窓口」がスタートしています。差別を受けたと思ったら、ぜひ、「つなぐ窓口」にご連絡ください。
障害者差別に相談「つなぐ窓口」(内閣府)
■連絡先
- 電話相談:0120-262-701 毎日10時から17時まで(祝日・年末年始を除く)
- メール相談:info@mail.sabekai-tsunagu.go.jp
注)メール送信の際には、上記メールアドレス中の「@」(全角表示)を半角に修正してご送信ください。(セキュリティ対策のため文字を置き換えております。)
▽障害者差別に関する相談窓口「つなぐ窓口」がスタート!(外部リンク:内閣府)
▽DPIホームページ内にも障害者差別解消法についての解説記事があります。こちらも併せてご覧ください!
国際協力
◎大注目!
社会モデルと人権モデルを理解するためのセミナーに参加しましょう
<ワンポイント解説>
JICA社会保障・障害と開発の協力で、放送大学の川島聡さんを講師に、4月19日(金)14~16時にzoomでのセミナーを開催します。
国連障害者権利委員会から日本政府に出された総括所見に何回も登場する「人権モデル」への理解はまだまだ進んでいないので、社会モデルとあわせて、学んでいきたいと思います。
▽詳しくはDPI日本会議のホームページ
▽またはDPIのFacebookページの当該記事をご覧ください。
◎大注目!
南アフリカでJICA草の根事業が始まりました
<ワンポイント解説>
昨年、南アフリカ・ハウテン州のM/M(合意書)の取り付けができ、今年2月に「障害者自立生活センターの拡大と持続的発展」を開始しました。
2002年から2019年までのJICAのリーダー研修に毎回参加者が送られた南アとの絆は深まり、自立生活を中心課題としたハウテン州での事業は、第1フェーズ「障害者地域自立生活センター設立に向けた人材育成プロジェクト」を、第2フェーズ「障害者自立生活センターの拡大と持続的発展」を、DPI日本会議が実施しました。
今回、第3フェーズにあたる事業では、自立生活センターのサービス提供形態をモデルとする事業を他州へ拡大することにより、南アフリカ共和国における障害者の自立生活が促進されることを目的としています。
コロナ禍を経て、カウンターパートなどの障害者の顔ぶれも大きく変わりました。まずはピア・カウンセラーのさらなる養成が必要となると思っています。
○注目!
国連未来サミットが開かれます
<ワンポイント解説>
今年9月に国連の首脳会合として開催される未来サミットは、2030年にむけてSDGsが8年目の折り返し時点でも15%しか実現せず、国連そのものの存在意義が問われている事態に対し、国際社会が国際協力・協調という世界的ガバナンス(統治・支配・管理)を取り戻すために開かれます。SDGs後の世界戦略として、関心が高まっています。
国連側は『未来のための協定』策定のための作業の第一弾として「ゼロ・ドラフト」(Pact for the Future zero draft | United Nations)を公表しました。その構成は次の通りとなっています。
- 第1章 持続可能な開発と開発のための資金調達
- 第2章 国際的な平和と安全保障
- 第3章 科学、技術、技術革新とデジタル分野の協力
- 第4章 ユースと将来世代
- 第5章 グローバル・ガバナンスの変革
障害がどう出てくるのかが今後の課題ですが、IDA(国際障害同盟)はすでに注目しています。
▽Pact for the Future Zero Draft(外部リンク:United Nations)(英語)
障害女性
<ワンポイント解説>
3月12日(火)、名古屋地裁での判決を前に、実名を公表して臨んだ尾上敬子さん・尾上一孝さん(仮名:長嶋さん)カップルが勝訴しました!除斥期間適用を認めない、画期的な判決です!
3月21日(木)は、最高裁への署名と要望書提出の後、院内集会を開催し、官邸前アピール行動では早期全面解決を求めました。
【100万筆署名活動のご報告】
2024年3月31日(日)をもって終了いたしました。ご協力ありがとうございました!
3月21日(木)~31日(日)までに集まった署名は、今月中旬に最高裁へ届ける予定です。
2023年11月1日(水)に3万143筆、2024年2月7日(水)に12万3279筆、3月21日(木)に11万6547筆、累計で26万9,969筆を届けました!!
○注目!
優生保護法裁判期日
- 判決!5月27日(月)東京高裁(浜松支部)武藤千重子さん
- 5月29日(水)最高裁 口頭弁論期日 10:30~12:00 大阪・東京 14:00~16:00ごろ 札幌・兵庫・仙台
5月29日(水)に、昨年11月1日(水)に最高裁大法廷へ回付された5件の高裁案件の口頭弁論が行われます!
傍聴席はかなり限られますが、ぜひ現地へ駆けつけ、注目の高さを最高裁に伝えましょう!終了後、報告集会を予定しています(詳細が決まり次第、ホームページ等でもご案内します)。
- 6月25日(火)14:00~東京地裁第9回期日 西スミ子さん
- 9月24日(火)14:00~東京地裁第10回期日 西スミ子さん
京都新聞社が、滋賀県に対して起こした優生手術に関する情報公開請求裁判(大阪高裁(大津地裁原告)控訴審)
- ☆判決!5月9日(木)15:00~
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