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「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2023年11月号)

2023年11月01日 イベントバリアフリー権利擁護障害女性国際協力/海外活動

今月はここに注目!

現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!2023年11月号」をお届けします。

今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!

凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て

クリックすると各分野に移動します


バリアフリー

○注目!
11月10日(金)第3回愛知アジア大会アクセシビリティガイドライン検討会

<ワンポイント解説>
東京オリパラでは大会会場やアクセスルート、ホテル等のバリアフリー整備の基準「TOKYO2020アクセシビリティガイドライン」を障害当事者が参画してまとめました。

アジア大会ではアクセシビリティガイドラインをつくるということはなかったそうですが、2026年度の愛知アジア大会に向けて、愛知県が策定することになりました。6月に第1回、9月に第2回が開かれ、今回で最終です。

多くの委員からアジア大会を契機としてインクルーシブでアクセシブルな社会を愛知県、名古屋市を推進してほしいという意見が出ております。ガイドラインはTOKYO2020ガイドと大阪関西万博ユニバーサルデザインガイドラインを踏まえて、非常に良い内容になっています。

権利擁護

◎大注目!
内閣府の障害者差別解消法の相談に関する「つなぐ窓口」が、10月16日(月)から始まりました!

<ワンポイント解説>

障害を理由とする差別を受けたと思った時、中央省庁のすべての省庁に相談窓口が設置されています。しかし、この事例はどの省庁かわからないことがあります。

結局、担当の省庁にたどり着かない「相談の迷子問題」を解決するために、このたび内閣府に「つなぐ窓口」が出来ました。どの省庁が担当かわからないときは、まずここに連絡してください。

■障害配慮「つなぐ窓口」、内閣府 差別解消へ(共同通信) – Yahoo!ニュースより

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障害配慮「つなぐ窓口」、内閣府 差別解消へ

10/19(木) 7:36配信

内閣府は、障害者差別の解消に向けた相談に応じる「つなぐ窓口」を16日に開設した。車いす利用者向けスロープの設置や、筆談による対応といった「合理的配慮」が来年4月、企業など民間事業者に義務付けられるのを控え、円滑な施行を後押しする。障害のある人や企業から電話やメールで相談を受け付け、関係省庁や自治体に取り次ぐ。

合理的配慮は既に国や自治体に義務付けられ、民間事業者には現在は努力義務とされている。つなぐ窓口では「差別的な扱いを受けたのに相談先が分からない」「障害者から求められた配慮にどのように対応していいのか」などを受け付ける。

つなぐ窓口、電話(0120)262701。

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▽DPIホームページでもご紹介しています。

【ニュース】内閣府に障害者差別に関する相談窓口「つなぐ窓口」が10月16日(月)からスタート! ~障害を理由とした差別を受けたという時は、まずここへ連絡してください~


◎大注目!
【終了】パブコメ 旅館業法に関する政省令案や指針案について

<ワンポイント解説>
去る10月10日(火)の検討会でとりまとめられた旅館業法に関する政省令案や指針案について、10月30日(月)まで、以下の2つのパブリックコメントが行なわれていました(※すでに終了しています)。

■旅館業法施行令等の一部を改正する政令案について|e-Govパブリック・コメント(外部リンク:e-Gov)

■旅館業の施設において特定感染症の感染防止に必要な協力の求めを行う場合の留意事項並びに宿泊拒否制限及び差別防止に関する指針案について|e-Govパブリック・コメント(外部リンク:e-Gov)


◎大注目!
11月13日(月)第77回内閣府障害者政策委員会

<ワンポイント解説>
10月4日(水)に今期初めての政策委員会が開かれ、新委員長に熊谷晋一郎さんが選出されました。今回の議題は前回に引き続き、令和3・4年度障害者基本計画(第4次)の実施状況についてとなっております。

▽第77回 障害者政策委員会の開催について(外部リンク:内閣府)

国際協力

○注目!
イスラエルとパレスチナ占領地における障害者の状況に関する声明

<ワンポイント>

世界の障害当事者団体のネットワークであるIDA(国際障害同盟)が10月27日(金)に以下の声明を出しました。

イスラエルとパレスチナ占領地における障害者の状況に関する声明

「私たちは、イスラエルと占領下のパレスチナ領土で目撃している悲劇的で衝撃的な出来事、そしてこれが子どもを含む障害のある人たちに与えている影響を深く悲しみ、懸念しています。敵対行為が始まると、障害者は真っ先に命を落とし、国際人道法や人権法違反の責任追及や文書化から取り残されることになる」と国際障害同盟のヤニス・バルダカスタニス議長は述べました。

最近の敵対行為が障害者にどのような影響を与えているかに関して入手できる情報は限られています。 しかし、過去の戦争中に文書化され、国連特別報告者によって詳しく説明されているように、障害のある人とその家族は武力紛争中に不相応な影響を受けます。現在の状況では、民間人を危険にさらす人口密集地域への無差別攻撃、安全な選択肢が非常に限られていて、広範囲にアクセスできない不当に短い避難警告、電気、水、食料などの生命維持財やサービスへのアクセスの拒否により、深刻な健康への影響や死のリスクが高まっています。

さらに、民間人を人質に取ること、全人口に対する水、食料、燃料、医薬品へのアクセスの切断や制限、無差別爆撃、病院や医療関係者への攻撃は戦争犯罪に当たる可能性があることを強調しなければなりません。 我々はイスラエルに対し、ガザ住民の基本的ニーズに応えるため、障害者を含めた無制限の人道支援へのアクセスを開放するよう求めます。私たちは、すべての人質および恣意的に拘束された個人、特に障害者の即時かつ無条件の解放を要求します。

我々は、すべての当事者によるすべての敵対行為の停止を含む即時停戦が、障害者を含むすべての民間人の安全を保護し確保するための最も効果的かつ即時的な方法であることを強調します。

私たちはすべての当事者に対し、国際人道法および国連障害者権利条約、特に同条約の第 11 条および国連安全保障理事会決議を含む人権法に基づく義務を完全に尊重するよう呼びかけます。 武力紛争中の障害者に関する2475条。民間人を標的にし、彼らの基本的な人間のニーズと権利を否定することを正当化するものは何もありません。 私たちは特に次のことを求めます。

▽原文(英語)
Statement on the situation of persons with disabilities in Israel and the occupied Palestinian territory | International Disability Alliance


○注目!
ILO「持続可能性への取り組みにおける障害:道を先導する企業」会議

<ワンポイント解説>

障害者雇用にコミットした世界的大企業が集まったGBDN第10回年次総会にあたり、親睦的側面もありますが、企業の動向を知る良い機会になります。

■主催:ILOグローバル・ビジネス・障害ネットワーク(GBDN)
■日時:2023年11月14―15日
■場所:スイス・ジュネーブのILO本部
■形式:対面/オンライン、参加費無料の公開
■内容:企業の ESG取り組みでの障害者インクルージョン、障害のある個人の横断的なニーズへの対応、障害のある従業員の自己認識とキャリア促進、職場での障害者のインクルージョンに対する人工知能の影響など。

▽お申込み:ILO GBDN global annual conference, 14-15 Nov 2023 (google.com)(英語)


○注目!
国際シンポジウム 「共生社会の創成の現実:インドの取り組みから考える障がい者の支援と自立」

<ワンポイント解説>

■日時:2023年11月7日(火)17:20~19:30
■場所:上智大学四谷キャンパス6号館101
■参加費:無料
■使用言語:英語・日本語(同時通訳あり)
■開催形式:対面
■スピーカー:Mr.Gopinath Muthukad(インド・ケララのDifferent Art Centre所長)
■内容:障がい者をDifferently Abledとみて彼らの可能性を活かす取り組みと、その活動の成果であり、障がい者の自立実績ともいえるMr.Vishnuによるマジックパフォーマンス。

それに対して日本の障害者や社会福祉の学者からのコメントや評価があります。

▽詳細ページ(外部リンク:上智大学)

障害女性

<ワンポイント解説>

10月25日(水)、仙台高裁(第2次提訴)が勝訴しました!!最高裁にも公正な判決を求め、優生連は原告団・全国弁護団と共に、11.1集会の前に署名を提出、そして集会では主に議員さんたちに早期解決を求めて要望書を提出します。

今月は期日予定はありませんが、100万筆署名活動は来年3月まで継続しますので、署名及びご協力の拡散よろしくお願いします!


◎大注目!
100万筆署名活動を継続中!!(Change.orgによるオンライン署名もあります)

▽Change.orgのオンライン署名

▽DPIホームページでもご案内しています

#優生保護法裁判に正義・公平の理念にもとづく最高裁判決を100万人署名スタート!

署名用紙を使った同趣旨の署名も行われています。

※同じ人が、オンラインと紙の両方に署名しないようご注意ください。

▽用紙ダウンロード(外部サイト:優生連)


○注目!
今後の優生保護法裁判期日

京都新聞社 情報公開請求裁判

以上


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