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10/5(土)6日(日)開催 第15回「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会 in 旭川~なーんも地元の高校に行けばいいっしょ~(DPI後援イベント)

2024年06月27日 イベントインクルーシブ教育

いろいろな子がいる教室の様子

開催要項

障害があっても地域の普通学級で「ともに学ぶ」ことを求める運動は、1979年の養護学校義務化に反対するたたかいを契機としてより全国的な運動へと発展し、1980年代半ばには障害児の高校進学問題も運動課題として共有されてきました。

世界的な潮流としても1990年代にはインクルージョンへの流れが大きくなり、2006年に国連で採択された障害者権利条約を日本政府は2014年に批准しました。そして「共生社会の実現」を目的とした改正障害者基本法や障害者差別解消法の施行などを行い、教育はインクルーシブ教育へ進むとしました。

2022年8月、国連は日本に対し初めて権利条約の建設的対話(対日審査)を行い、同年9月に出された総括所見(勧告)では、障害児を分離する特別支援教育の中止、支援学級において半分以上授業を行うとした文科省からの4・27通知の撤廃、脱施設や精神科病院への望まない入院を可能にしている法令の廃止等を出しました。

しかし文科省はこの勧告に対し特別支援教育を維持する姿勢を示し、分離教育が改善されることなく一層進んでいます。

未だ共に学ぶ教育や本人・保護者の希望が尊重されず、保護者の付きそいの強制や、必要な介助や配慮の拒否など、「障害」のある子が地域の普通学校・普通学級から排除されています。また、保護者は普通学級で共に学んだ子どもの将来像が想像できず、将来の夢や不安で人生を描けないことから、特別支援教育を選ぶ実態もあります。

「共生社会」の実現のためには、学校において同じ場で共に学ぶインクルーシブ教育をすすめることが重要と考えています。また、高校においても共に学び地域で暮らしたいと希望する子どもや保護者とともに、受験時の配慮や定員内不合格を出さないことを行政に要請してきました。

近年、北海道での高校受験において、医療的ケアの方や重度の自閉症、知的障害の方が普通高校に合格したといううれしい報告があります。

どんな障害があってもすべての子どもが、その子が希望する地域の高校で学べるように、入学拒否や合理的配慮の不提供に反対し、「同じ場でともに学ぶ」インクルーシブ教育をどの様に実現していくか。――北海道では、対決と共に建設的対話を大切にしながら進めてきたこの運動を、全国の皆さんと共有しながら議論を深めたいと思います。

そして旭川市民に対し、インクルーシブ教育への理解とその機運の醸成が図られることと、更には、「障害」を切り口に現在の学校教育を“当事者”として経験してきた子どもたちが願う「未来の教育の姿」を「建設的対話」を通して模索し、教育行政に提言したい。――これらを目的として全国の皆さんへ参加を呼びかけます。

日時:10月5日(土)~6日(日)対面開催

場所

旭川市市民活動センターココデ(〒078-8391 北海道旭川市宮前1条3丁目3‐30)

■旭川市障害福祉センターおぴった(〒078-8391 北海道旭川市宮前1条3丁目3‐7)

■旭川市科学館サイパル(〒078-8329 北海道旭川市宮前1条3丁目3‐32)

■アクセス情報

  1. 新千歳空港からJRエアポートにてJR札幌駅まで40分→JR札幌駅からJRスーパーカムイ又はライラックにてJR旭川駅まで1時間30分→JR旭川駅から徒歩約25分、車で5分
  2. 旭川空港からJR旭川駅まで直行バスで40分→JR旭川駅から徒歩約25分、車で5分

日程

【1日目】10月5日(土)

12:00 受付開始

13:00 開会式

主催者挨拶 実行委員会委員長 佐藤 祐
共催団体・後援団体挨拶
メッセージ披露

13:30 第1部 全体会
「北海道のとりくみから高校問題を再考する」北海道4人の当事者・家族の報告
「共に学んだ3年間とその先の高校進学へ」カズと仲間たち

15:45 <30分の休憩・移動>

16:15 第2部 分科会

17:00 終了・移動

18:00 夕食・懇親会

20:00 終了

【2日目】10月6日(日)

9:00 受付・分科会開始(各分科会会場)

11:15 分科会終了

休憩・移動

11:30 閉会行事

12:00 終了

■分科会共通テーマ

『総括所見を追い風に、「医学モデル」から「社会モデル・人権モデル」へ転換し、能力主義、適格者主義を乗り越えよう』

第1分科会 「地元の高校へ行こう」

なぜ高校なのか、中学校普通学級在籍者の提言をもとに受験時の合理的配慮、定員内不合格問題、貧困・マイノリティー等の社会的排除を話し合います。道教委の受験不当介入に対する裁判闘争報告をします。

第2分科会 「高校生になりました!」

現役高校生の提言をもとに、合格に至った経緯や入学後の生活、満喫しているか、合理的配慮はされているか、差別的な対応や排除はないかなどを話し合います。

第3分科会 「高校からつながる地域生活」

高校卒業後の進学問題、就職問題、地域生活について話し合います。北海道からは高校時代の教員も参加し卒業に向けた取り組みや現在有志の会のサポートを受けながら就活をしている報告をします。

第4分科会「子どもたちのもやもやから学ぶ今の学校」

学校での権利の主体は私たち(子ども)という視点で、若い世代が能力主義、適格者主義、インクルーシブ教育について語り合います。現役大学生やカズキさんの友達が提言します。

情報保障

全体会には手話通訳、要約筆記を配置します。分科会については必要に応じて配置します。

また点字については点字データ・テキストデータとなりますので申し込み時に配慮事項として記入してください。後日ご案内します。

参加費・資料代:大人3000円(2日間)2,000円(1日間)

大学生以下又は介助者で資料が不要の方は無料。

■参加費の振込先

金融機関:旭川信用金庫 忠和(チュウワ)支店
口座名:「全国高校集会 平田江津子」
口座番号:普通預金 0329090

■申し込み受付期間

2024年6月1日(土)~8月31日(土)(振込については申込後1週間以内でお願いします)

その他の注意事項

宿泊所は各自でご用意下さい。保育は無料ですが、おやつなどは用意しません。必ず事前申し込みしてください。

お申し込み

(1)【推奨】申込フォーム 一人ずつ申し込みください。(含む介助者)

▽お申込みはこちら

または、QRコードからもお申込みいただけます。

申し込み用QRコード

(2)メール koukou.asahikawa☆gmail.com(☆→@)

(3)ファックス 0125‐24‐3596(滝川ほほえみ会:服部)

※メール・ファックスの場合は、下記のチラシ兼参加申込書にて申し込みください。

▽チラシ兼参加申込書(メール・ファックスの場合)ダウンロード(ルビありPDF) ▽ルビなしワード版

お問合わせ

■第15回「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会in旭川実行委員会
事務局長 平田江津子 携帯電話:090-2872-3708
■メール koukou.asahikawa☆gmail.com(☆→@)

◇主催:第15回「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会in旭川実行委員会

◇共催:障害児を普通学校へ・全国連絡会

◇後援:インクルネットほっかいどう、DPI北海道ブロック会議、JIL(全国自立生活センター協議会)、日本教職員組合、北海道教職員組合、ピープルファースト北海道、認定NPO法人DPI日本会議 (予定)北海道、旭川市、各当事者団体、労働組合 他


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