「障害のある人もない人も共に歩み幸せに暮らすための茨城県条例」 施行10周年記念式典&パレードに参加してきました!
茨城県は国に先駆けて2015年から障害者への差別を禁止する条例を施行してきました。このたび10周年ということで、「茨城に障害のある人の権利条例をつくる会」が主催して、記念式典とパレードが実施され、DPIのメンバーも参加させていただきました。
当日はお天気に恵まれて穏やかな日差しの中、茨城県庁前の県民広場で記念式典が開かれました。条例策定に尽力された県会議員の方々や県の担当者からお祝いの挨拶があり、くす玉を割って、みんなで10周年を祝いました。
そのあとは参加者全員
「分離教育ではなく、インクルーシブ教育!」
「『思いやり』と人権は別物!」
「入所施設ではなく、自立生活!」
「無人化で取り残さないで!」
といったコールをしながら、1.6kmほどパレードを実施しました。ゴール地点には10周年を祝うケーキも用意されて、みんなで美味しくいただきました。
日本で法律や条例を祝うということはあまりありませんが、たくさんの障害者でお祝いする、条例をベースにより良い社会を目指すことをアピールするのはとても重要だと感じました。
この条例は、作る会の皆さんが県内各地で学習会やイベントを繰り返し開き、県会議員の皆さんや県へ粘り強く働きかけを続けて、成立したものです。茨城県では毎年100件以上の相談があり、どうなったかを相談事例集にまとめて公表しています。相談窓口の対応によって、多くの差別事例が解消されていることがよく分かります。
障害当事者が作った条例をこれからも活用し、バージョンアップして育て、日本のモデルになって欲しいと思います。参加された皆様、茨城県のみなさま、おめでとうございました。
報告:佐藤聡(事務局長)
▽「障害のある人もない人も共に歩み幸せに暮らすための茨城県づくり条例」について(茨城県HP)
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