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6月25日(土)優生思想をほぐす Part4「Zoom みんなで話してみよう 障害があっても地域で暮らす」(DPI後援イベント)

2022年05月27日 イベント障害女性

違いがあってこそ光るイメージ

今、出生前検査や着床前検査が急速に拡大しようとしています。検査を受けるかどうか、検査の結果を受けて妊娠を継続するかどうかは妊婦(カップル)の「自己決定」だと言われています。しかしながら、障害のある“いのち”の多くが排除されているのが現状です。このような考えや思想は、いつ、どのようにして形成されるのでしょうか?

Part1と2では、障害のある人、妊娠した女性、障害のある人の親などといった立場から、出生前検査をめぐって日頃感じていること、考えていることについて率直に話し合ってきました。その中で、障害のある子を産まない/産めない・育てられないと考える背景には、その一端に、日本が強く進めてきた障害児を地域から排除する分離教育があり、結果、学校の中で差別があるのではないかとの意見が出されました。

そこでPart3では、パネリストや参加者それぞれの経験や、今、学校で起こっていることについて意見を出し合いながら、「がっこうの中の優生思想」をほぐしていきました。

Part4では、今を生きている障害のある人の生活の場を考えてみようと思います。重度障害者、重度重複障害者、知的障害者と言われる多くの人たちが生まれた地域から隔離され、施設で暮らしていることを一般社会で暮らす人たちの多くが知らないのではないでしょうか。

また、施設でどのような暮らしをしているかなどは知る由もないでしょう。

施設での問題が大きく報道されたのが2016年7月26日に起こった相模原障害者殺傷事件です。入所者19名を刺殺し、入所者・職員26名に重軽傷を負わせたことは、障害者仲間や親にとって心が大きくかき乱される事件でした。追い打ちをかけるネットでの加害行為への賛同は、いかに障害者が生きにくい社会であることを表しています。

それでも「障害があっても地域で暮らす」ことを選ぶ活動を続けているのは?

今回は二人の経験者のお話しを中心に、指定発言として鈴木良さん(同志社大学社会学部社会福祉学科准教授)にお話しいただきます。テーマは「なぜ、日本で障害者の地域生活が広がらないのか」また「重度の障害のある人が、親亡き後施設ではなく地域で暮らしていくための施策について」です。Part1、Part2、Part3に参加されていない方の参加大歓迎‼

日時:2022年6月25日(土)午後2時~4時30分

プログラム

Part 4も二部構成で行いたいと思います。

■一部(午後2時~3時)

見形信子さん(神経筋疾患ネットワーク)、佐々木和子さん(京都ダウン症児を育てる親の会)の経験を中心に、藤原久美子さん(DPI女性障害者ネットワーク)、須賀ナオさん(DPI女性障害者ネットワーク)も一緒にお話しを進めていきます。
進行役は利光惠子さん(グループ生殖医療と差別)です。

■二部(午後3時15分~4時30分)

始めに30分間、指定発言として鈴木良さんにお話ししていただきます。その後、一部で話し合われたことについて、また鈴木さんのお話しについて「みんなで話してみよう」の実践です。話したいと思っておられる人におしゃべりに参加していただきます(10名に限定)。
一部から聞いておられた方も、そのままおしゃべりを聞いていただければ、と思います。

参加費:無料

情報保障:手話通訳・要約筆記があります。必要な方は、予約時にご連絡ください。

予約方法:

予約はお名前(ふりがな必須)、連絡先(E-mail 必須)、職種・団体(任意)、おしゃべりに参加する又は聞くだけを明記の上、佐々木和子:kazuko-s☆white.plala.or.jp(☆→@)まで申し込んでください。

◇主催:「優生思想をほぐす」実行委員会
◇共催:DPI女性障害者ネットワーク、グループ生殖医療と差別、神経筋疾患ネットワーク、京都ダウン症児を育てる親の会、
◇後援:DPI日本会議・JWLI(Japanese Women’s Leadership Initiative)

▽チラシのダウンロード(ワード)


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