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いよいよ今週末となりました!
5月30日(日)「第36回DPI日本会議全国集会」オンラインで開催します!

2021年05月24日 イベント障害者権利条約の完全実施

まだまだ参加受付中です!お一人でも多くの方のご参加をお待ちしております♪

今こそ国内法の法整備を!障害者権利条約の完全実施に向けて
~差別、虐待を無くす!脱施設を進める!~

空に浮かぶ雲""

私たちは、今、昨年初頭から始まった新型コロナウィルスとの長期に亘る厳しい闘いの中にいます。世界的なコロナ禍は、日本に住む私たちの生活スタイルも劇変させ、感染予防・感染拡大防止のため、これまで日常であった人との接触、交流は困難になりました。

今後とも懸念されるのが、高齢者や私たち障害者のケアの確保、医療へのアクセスの問題です。逼迫する事態になっても、後回しにされるとか、置き去りにされることがないよう、今後とも注視し行動していかなくてはなりません。

コロナ禍において、障害のある人を持つ者を取り巻く状況は、ますます厳しさを増し、インクルーシブとは言い難い様相を呈しています。優生保護法下での強制不妊手術被害者による全国各地の裁判は、当該手術を違憲と認めながらも、「除斥期間」を理由に国の賠償責任を否定し続けています。

また、インクルーシブ社会の根幹であるインクルーシブ教育も実現しておらず、全国各地で通常学級での就学が認められない事例、あるいは、合理的配慮が提供されず、学びの場を保障されない事例が相次いでいます。

さらに、施設や事業所、精神医療の現場での不適切な対応や虐待も依然として続いているようです。これらは、障害者権利条約に照らすと、条約違反、不履行であることは明白であり、一日も早く我が国は、条約の完全履行へと歩みださなければなりません。

そんな中、今通常国会では、障害者差別解消法の改正が進められようとしています。これまで大きな壁であった民間事業者の合理的配慮の義務化や、相談体制の強化など、前進が期待されます。今集会の全体会で、より高いレベルの改正になるよう、今後の私たちの一層の取り組みを確認していきたいと思います。

コロナ禍により延期されている国連障害者権利委員会による対日審査(建設的対話)は、いつになるか見通しがたっておりませんし、オンラインで開催という可能性もあります。どのような形での開催であれ、DPI日本会議も参加しているJDFで作成されたパラレルレポートを更に精査し、建設的対話に備える必要があります。

DPI日本会議は、2020年に予定されていたオリンピック・パラリンピックの準備段階での各競技施設や交通機関のバリアフリーに深く関与し、一定の成果を得ることができました。今後は、地方の仲間たちが、各地の行政や事業者との連携によって、障害者のニーズを的確に伝え、全国津々浦々でバリアフリーが実現していくよう、中核を担う団体としてしっかり取り組んでまいります。

皆さんと共有し、議論させていただきたいテーマはたくさんありますが、旬であり、かつ重要なテーマで集会と分科会を準備しておりますので、多くの皆さんのご参加をお待ちしております。


■日時:
5月30日(日)10:00-17:00 第36回DPI日本会議全国集会in東京
(5月29日総会は加盟団体のみ)

■開催方法:Zoom Webinar

■参加費:無料(ご寄付をお願いします!!)

■情報保障:PC文字通訳、手話通訳、点字資料、データ資料

PC文字通訳、手話通訳をご希望の方は、パソコンからご参加頂けますようお願いいたします。スマートフォン、タブレットからだと資料を投影した際に、ウェビナーの仕様で見られなくなります。お手数おかけして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。

■お申込み方法:こちらのWEBフォームからお申し込みください。

お申し込みはこちら

上記オンラインフォームがご利用いただけない方は、下記をDPI事務局の笠柳までメールでお送りください。
①お名前、
②ウェビナーの開催URLをお送りするメールアドレス、
③電話番号、
④団体名(あれば)、
⑤必要な個別支援(手話、PC文字通訳、点字資料、その他)
⑥興味・関心があるプログラム(全てのプログラムにご参加いただけます)
メールお送り先:kasayanagi☆dpi-japan.org(☆を@に変えてお送りください)


ご寄付のお願い

今年の全国集会は、参加費は頂かず、ご寄付で開催費用を集めることにいたしました。開催に当たり、情報保障費(PC文字通訳、手話通訳、点字資料)をはじめ、多額の開催費用が必要です。

参加頂ける方は、ご寄付頂けると嬉しいです。宜しくお願いします<m(__)m>

ご寄付はこちら


5月30日(日)(10:00~17:00)
第36回DPI日本会議全国集会in東京

※敬称略

午前の部
全体会「障害者差別解消法改正に向けて」 10時~12時30分

◆報告「障害者差別解消法の見直し」 尾上浩二(DPI日本会議副議長)

内閣府障害者政策委員会での議論を経て、今国会に障害者差別解消法改正法案が上程されました。法案には民間事業者の合理的配慮の義務化や相談体制の強化等が盛り込まれており、ぜひとも今国会で成立させたいです。法成立後は、基本方針の見直しに移り、差別の定義、ワンストップ相談窓口、障害女性の複合差別等が焦点となっていきます。さらには、各省庁の対応要領、対応指針の見直しも控えており、当事者からの粘り強い働きかけが必要となります。最新の国会審議の情勢や、今後の取り組みについて報告します。

◆特別報告「障害者権利委員会の最新の動向と脱施設ワーキンググループの取り組み」キム・ミヨン(国連障害者権利委員会副委員長、オンライン登壇)

障害者権利委員会の委員であり、今回、副委員長に選ばれたキム・ミヨン氏に、国連障害者権利委員会の最新の動向と障害者権利員会に設けられた脱施設ワーキングループでは、脱施設を推進するガイドラインの策定に取り組み始めている。現在、そのガイドライン策定のための地域別コンサルテーションが実施されている。この権利委員会の動きについて、ご報告いただく。

◆報告「虐待防止法の改正に向けて~神出病院の虐待事件から考える~」加藤眞規子(DPI日本会議常任委員・精神障害者ピアサポートセンターこらーる・たいとう)

障害者虐待防止法は通報義務の対象に病院や学校、保育所、官公署などが含まれておらず、DPIはこれらの対象拡大を盛り込んだ法律改正を訴え続けてきました。しかし、依然として改正はされず、昨年、神出病院による深刻な虐待事案が発覚しました。こうした精神科病院等での虐待防止に向けた取り組みについて報告します。

休憩(12時30分-13時30分)

午後の部 分科会(13時30分~16時30分)
地域生活、雇用労働合同分科会 13時30分~15時

昨年10月から通勤や職場等における支援が必要な重度訪問介護サービス等を利用している重度障害者のために障害者介助等助成金及び重度障害者等通勤対策助成金に新たに二つのメニューが加わりました。

ひとつは、重度訪問介護サービス利用者等職場介助助成金で、業務遂行のために必要な職場介助者を確保できることとしています。また、もうひとつは、重度訪問介護サービス利用者等通勤援助助成金で、通勤するために必要な支援者を確保するための制度です。

介助を必要とする重度障害者が働くためには、こうした支援がなければ就労系事業やハロートレーニング(障害者訓練)で働くための力をつけたとしても就労することは困難です。

本分科会では、新制度の概要と実施及び利用状況から重度障害者の雇用を確保するための現状と課題の検証を深め、現場の実態に即したよりよい制度化へ発展することを目的として厚生労働省、さいたま市制度を実際に利用している障害当事者等を迎えて開催します。

■パネルディスカッション「重度障害者の雇用に必要な通勤及び勤務中の支援制度を考える」
・パネリスト
香取 徹(厚生労働省 社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課課長補佐)、
日髙 幸哉(厚生労働省 社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課 課長補佐)、
平 知久(厚生労働省 職業安定局障害者雇用対策課 課長補佐)、
小島 秀人(調布市 福祉健康部 障害福祉課 サービス支援係)、
上野美佐穂(イルカ保険サービス合同会社)

・薄田玲奈(OKIワークウェル/特例子会社)
・司会&コーディネーター  今村 登(自立生活センターSTEPえどがわ理事長、DPI日本会議事務局次長)

■分科会のまとめ、今後の取組み、分科会終了の挨拶

休憩(15時~15時15分)

障害女性分科会「リプロと障害者ージェンダー視点から捉えるー」 15時15分~16時45分

生殖補助医療に関する法律や着床前診断など、現在の医療における「子供をもつ・もたない」ことの在り方の変化とその背景にある優生思想について、リプロダクティブ・ヘルス・ライツやジェンダーの視点から考えて、障害のある人の性と生殖について、分科会に参加された方と一緒に考えて問題意識を共有する機会といたします。
またコロナ禍もすでに1年、最近の事例を紹介しながら、障害女性の生きづらさの背景について考えていきたいと思います。

・開催挨拶と分科会テーマの説明(3分)
平野みどり(DPI日本会議議長)
・生殖補助医療に関する法律など性と生殖をめぐるいくつかの動き(20分)
米津知子(DPI女性障害者ネットワーク)
・着床前診断から見えるジェンダー問題(20分)
須賀ナオ(DPI女性障害者ネットワーク)
・優生保護法にある優生思想について(15分)
藤原久美子(DPI日本会議常任委員、自立生活センター神戸Beすけっと)
・質疑応答(15分)*進行状況により時間短縮有り

・コロナ禍での障害女性の事例報告(10分)
佐々木貞子(DPI日本会議常任委員・DPI女性障害者ネットワーク)

・閉会挨拶(2分)
平野みどり(DPI日本会議議長)

閉会の挨拶、終了 16時45分~17時


ご寄付のお願い

今回の全国集会は、参加費は頂かず、ご寄付で開催費用を集めることにいたしました。開催に当たり、情報保障費(PC文字通訳、手話通訳、点字資料)をはじめ、多額の開催費用が必要です。

参加頂ける方は、ご寄付頂けると嬉しいです。宜しくお願いします<m(__)m>

ご寄付はこちら


▽プログラム、趣意書、開催趣意書はこちら

●主催、お問合せ先
認定NPO法人 DPI日本会議
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階
電話 03-5282-3730 ファックス 03-5282-0017 メール office@dpi-japan.org

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