12月10日(土)、11日(日)第5回DPI障害者政策討論集会のご案内
2016年10月14日 イベント障害者権利条約の完全実施
今年も12月10日(土)、11日(日)に『第5回DPI障害者政策討論集会』を開催します!
2016年、6月、日本政府が障害者権利条約批准後、国連障害者権利委員会へ提出した政府報告書には、障害者政策委員会の意見が報告書の本文に併記されるなど、今までの人権条約の報告書にはなかった画期的な点がみられました一方で、施設や病院からの地域移行や障害児童生徒の教育など、権利条約の内容からみた課題には触れられておりません。
そこで、障害者施策を権利条約に沿って進める上で、障害者施策の理念を示す障害者基本法をさらに権利条約に近づけるための改正が必要であり、監視機関の一つとされている内閣府の障害者政策委員会の機能強化もその一つです。
1日目全体会はテーマを「障害者権利条約を地域へ~障害者基本法改正に向けて~」とし、障害者政策委員会の委員長であり、国連障害者権利委員会の委員に選ばれた石川准さんやその他の障害者政策委員会委員の方などをまじえて、議論を深めます。
2日目の分科会では、地域生活、障害女性、国際協力、教育、生命倫理の5つの分科会を開催し、それぞれのテーマでの課題、取組みを報告し、2日間通して差別のないインクルーシブな社会に向けて、私たちが何をすべきか議論していきたいと思います。
集会の開催には、全国各地からの報告及び情報保障などに多くの費用を必要とします。
下記からインターネット上でご寄付頂けますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
※決済方法は、クレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX)、ジャパンネット銀行振込、銀行振込(ペイジー)があります。
全国各地からの多くの皆様のご参加をお待ちしております。
◆◇───第5回DPI障害者政策討論集会 ご案内───◇◆
障害者権利条約を地域へ~障害者基本法改正に向けて~
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○日時:12月10日(土)13時~16時30分 (受付開始12時30分)
12月11日(日)10時~16時 (受付開始 9時30分)
○参加費:参加費 3,000円(介助者で資料不要な方は無料)、弁当代 1,000円(お弁当は受付を終了しました)
○個別支援:手話通訳、PC文字通訳、点字資料等をご希望の方は、参加申込時にお知らせください
○プログラム ※以下、敬称略
【1日目】12月10日(土)13時~16時30分
■全体会「障害者権利条約を地域へ~障害者基本法改正に向けて~」
○基調報告「障害者権利条約の監視体制の強化について」
報告者:石川 准(静岡県立大学教授、内閣府障害者政策委員会委員長)
○パネルディスカッション「障害者基本法改正に求められる内容」
パネリスト:阿部 一彦(日本身体障害者団体連合会会長)、野村 茂樹(弁護士・前日弁連人権擁護委員会差別禁止法特別部会長)、藤原 久美子(自立生活センター神戸Beすけっと事務局長、DPI女性障害者ネットワーク)、尾上 浩二(内閣府障害者施策アドバイザー、DPI日本会議副議長)
コメンテーター:石川 准(静岡県立大学教授、内閣府障害者政策委員会委員長)
○報告「障害者差別解消NGOガイドライン作成プロジェクト」
報告者:DPI日本会議
【2日目】12月11日(日) 5分科会
<午前の部:10時~12時30分>
■分科会1:地域生活「障害者の地域移行の推進と地域生活支援の拡充に向けて~現状・課題を問い直す~」
○パネルディスカッション
竹沢 幸一(八王子精神障害者ピアサポートセンター)、内山 裕子(ヒューマンケア協会)、小泉 浩子(日本自立生活センター 自立支援事業所 管理者)
コメンテーター
尾上 浩二(内閣府障害者施策アドバイザー、DPI日本会議副議長)
■分科会2:障害女性「女性差別撤廃条約委員会からの勧告ー障害者施策にどう生かすのか?-」
○報告「DPIアジア・太平洋ブロック女性委員会in韓国」
平野 みどり(DPI日本会議議長)
「CEDAW勧告について」「各自治体の複合差別への取り組みについて」
DPI女性障害者ネットワークメンバー
■分科会3:国際協力「国際協力活動への当事者参加の意義」
○基調講演 「開発事業への当事者参加のインパクト」
戸田 隆夫(JICA上級審議役)
○報告
「ウズベキスタンの盲ろう者の当事者団体づくり」
福田 暁子(世界盲ろう者連盟事務局長)
「ピアカウンセリングを通したシリアの障害をもつ難民のエンパワメント」
安原 美佐子(自立生活センターあるる)、井谷 重人(CIL星空代表)
「スーダンの視覚障害者に対する教育支援」
モハメド・オマル・アブディン(スーダン障害者教育支援の会 理事)
<午後の部:13時30分~16時>
■分科会4:教育「障害者権利条約のインクルーシブ教育を地域の学校で」
○第一部 報告「国連障害者権利条約一般的意見4について」
報告者 崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)
○第二部 パネルディスカッション「差別と合理的配慮を考えるー全国の事例からー」
パネリスト 一木 玲子(大阪経済法科大学客員研究員)、山崎 恵(インクルネット北海道代表)、尾上 浩二(DPI日本会議副議長)
進行 殿岡 翼(全国障害学生支援センター代表)
■分科会5:生命倫理「命をめぐる闘い:生きていくための施策をどう勝ち取っていくか」
○報告
「治療停止、ドナーカード、臓器移植の危機について」
報告者 岡本 直樹(CILふちゅう所長代行)
「尊厳死法制化への懸念とこれからの動き」
報告者
中西 正司(ヒューマンケア協会代表)、川口 有美子(さくら会副理事長)、市野川 容孝(東京大学大学院総合文化研究科教授、社会学者)
○司会 見形 信子(自立生活センターくれぱす 事務局長)、浜島 恭子(DPI日本会議事務局員)
◆参加申込方法:
インターネット上のオンライン申込フォームからお申し込み頂くかまたは申込書をダウンロードし、メール、ファックス、郵送にてお送り下さい。
◇事務局・お問い合わせ先:
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8武蔵野ビル5F
DPI日本会議内 担当:笠柳(かさやなぎ)
お申込み用メール office@dpi-japan.org ファックス 03-5282-0017 電話 03-5282-3730 お問合せ用メール tenji.begin@dpi-japan.org
多くの皆様のご参加をお待ちしております!!