4/19(金)開催 DPI日本会議セミナー 「障害の社会モデルと人権モデル:障害と開発を考える」
趣旨
障害と開発の分野では長い間、「権利に根ざしたアプローチ」が重要視されてきました。
特に障害者権利条約の発効以来、その重要性はますます高まっています。現在、国連障害者権利委員会では「人権モデル」が強調されています。これにより、各国政府の進捗が人権の観点から審査されることになります。
障害者権利委員会では、既に人権モデルに基づく勧告が示されていますが、各国政府の理解が不十分な場合、総括所見が障害者施策の改善に十分に反映されない可能性があります。
この問題は、障害と開発のプロジェクトに携わる皆様にとっても重要です。
自身のプロジェクトを障害者権利条約の理念に合致させることは、そのプロジェクトの国レベルでの持続可能性を高める上で欠かせません。しかし、多くの関係者の間で、社会モデルや人権モデルなどの規範的な課題について理解を深める機会はあまり設けられてきませんでした。
そこで、この度は放送大学の川島聡教授をお招きし、「社会モデルと人権モデル」についてお話しいただきます。
川島教授は長年にわたり障害者権利条約の研究に従事され、国際人権法の観点から幅広い業績を残してこられました。
今回の講演では、社会モデルと人権モデルの関係や、個人モデルやICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)についても触れながら、障害と開発の活動に新たな視点を提供する予定です。
セミナーでは直接のハウツーは提供しませんが、皆様が自らの活動を俯瞰的に捉えるうえで重要な視点を提供するものと考えております。
ぜひ、ご参加いただきますようお願い申し上げます。
■講演者略歴川島 聡(かわしま・さとし) 放送大学教授 新潟大学大学院現代社会文化研究科修了(2005年)。博士(法学)。東京大学大学院経済学研究科特任研究員、ハーバード・ロースクール客員研究員、岡山理科大学教授などを経て現職。 内閣府障がい者制度改革推進会議(障害者政策委員会)差別禁止部会構成員(2010年-2012年) 障害法・国際人権法・障害学を専門とし、最近でも今回のテーマである「人権モデルと社会モデル―日本の条約義務履行への視座 (賃金と社会保障 2023年1月 )など意欲的に発信している。 |
セミナーテーマ
■障害の社会モデルと人権モデル: 障害と開発を考える
開催日時:4月19日(金)14時~16時
開催方法:Zoom
参加の申し込みをされた方に、4月17日(水)にZoomのリンクと事前配布資料をお送りします。
参加人数:プラットフォーム会員100名
参加費:無料
お申し込みに際しての留意事項
JICA社会保障・障害と開発プラットフォームの会員限定ですので、会員であるDPI日本会議のメンバーは参加できます。
未登録の場合は、団体は社会保障・障害と開発プラットフォーム会員登録フォーム(団体用) (office.com)、個人は社会保障・障害と開発プラットフォーム会員登録フォーム(個人用) (office.com) で会員登録の上、是非ご参加ください。
JICA社会保障・障害と開発プラットフォームの会員で、参加される方は以下のフォームからお申し込みください。
フォームへの記入が難しい方は、お名前とメールアドレスを、 ML_info_ssdd☆jica.go.jp (☆→@)までお知らせください。
申込み締め切り
■4月16日(火)日本時間23時59分(手話通訳・文字通訳は手配いたしております)
◇主催:認定NPO法人 DPI日本会議
◇協力:JICA社会保障・障害と開発分野プラットフォーム
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