2月23日(水)「まず、知ることからはじめよう」をテーマに障害者差別解消法の学習会を開催しました
公益財団法人日本社会福祉弘済会の助成を受けて、2月23日(水)に「まず、知ることからはじめよう」をテーマに、障害者差別をなくすための学習会を開催しました。
第一部では、DPI日本会議事務局長の佐藤聡から改正障害者差別解消法についてお話がありました。法改正の必要性や今回の改正内容はもとより、施行に向けた動きについてお話でした。
第二部では、三重県の担当者より、平成31年4月1日より全面施行されている「障がいの有無にかかわらず誰もが共に暮らしやすい三重県づくり条例」と三重県の取り組みについて説明を頂きました。三重県では、条例に基づき専門相談員を1名配置し、令和元年度は55件、令和2年度は75件の相談が寄せられたこと、紛争解決の仕組みとして「助言・あっせん」があるが、現在のところ、助言・あっせんの申立てはないことが報告されました。
第三部では、三重県難病連の三重県下垂体友の会の谷隆太さんから、自らの生活上のエピソードを紹介しながら、難病者が社会生活を送るうえでの課題等についての報告があり、どれが差別にあたるのか、まずは考えていきたいといったお話がありました。
当日は会場・オンラインあわせて90名ほどの参加があり、参加者からは改正される障害者差別解消法の要点がよくわかり、大変わかりやすかったという感想や、難病者からの発信は貴重で学びがあったという感想が寄せられました。
三重県条例の制定を県民の一人として働きかけを行ってきた一人として、条例に基づく施策の実施状況の把握はもとより、インクルーシブな社会づくりに向けた更なる条例のバージョンアップの機運を高める取り組みを、学習会に集まっていただいたみなさんとともに進めていければと思っています。
参加していただいたみなさま、ありがとうございました。
報告:杉田 宏(ピアサポートみえ/DPI特別常任委員)
◇主催:認定NPO法人DPI日本会議
◇共催:NPO法人ピアサポートみえ、公益財団法人反差別・人権研究所みえ
◇助成:公益財団法人日本社会福祉弘済会
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