障害者団体と金融機関関係団体との意見交換会(金融庁)が開催されました
3月8日(金)に金融庁主催で、金融機関団体と障害者団体の意見交換会が開かれました。
これは数年前から毎年開かれているもので、障害者が金融機関を利用する時に、どのような問題があるのか、金融機関はどのような取り組みをしているか、話し合うものです。
出席団体は以下の16団体です。
■障害者団体(8)
- 全日本視覚障害者協議会
- 日本視覚障害者団体連合
- 大活字文化普及協会
- 全日本ろうあ連盟
- 全国盲ろう者協会
- 日本身体障害者団体連合会
- 日本発達障害ネットワーク
- DPI日本会議
■金融機関関係団体等(8)
- 全国銀行協会
- 全国地方銀行協会
- 第二地方銀行協会
- 全国信用金庫協会
- 全国信用組合中央協会
- 全国労働金庫協会
- ゆうちょ銀行
- 農林中央金庫
障害者団体からの要望は、代筆とwebでのアクセシビリティに関するものが多かったです。
銀行での代筆は、行員が2名立ち会って代筆できることになっているのですが、実際には拒否される事例があるということが、多くの障害者団体から出されました。
また、ネットバンキングが普及していますが、webのアクセシビリティが確保されておらず利用できない、従来利用出来ていたのが変わって使いにくくなっている、という声も多数出ておりました。
DPIは、1月にHPで事例を募集し、それに基づいて意見書を作成して提出しました。
今後も、もし障害のある方が金融機関等を利用し、困ったことがあったり、差別的な取扱いがあれば、ぜひ、DPIにご連絡ください。事例を収集して、改善を働きかけたいと思います。
▽過去の事例募集記事
◆参考:昨年の意見交換会の議事録は金融庁のHPに掲載されています。(外部リンク:金融庁)(PDF)
▽DPIから提出した金融機関への改善の要望書のダウンロード(ワード)