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12月12日環境省と国立公園におけるユニバーサルデザインについての意見交換会を行いました

2024年12月13日 バリアフリー

環境省との写真

12月12日、佐藤事務局長と共に環境省を訪問し、国立公園におけるユニバーサルデザインについての意見交換を行いました。

これまでDPI日本会議では、2021年6月に笹川環境副大臣を訪問して国立公園のバリアフリー化について要望書を提出し、2022年からは環境省の国立公園のユニバーサルデザインについての意見交換や上高地(2022年)、足摺岬(2023年)での現地調査にも参加してきました。

▽参考記事:「国立公園のバリアフリー化」について笹川博義環境副大臣へ要望書を提出しました

「国立公園のバリアフリー化」について笹川博義環境副大臣へ要望書を提出しました

今回の意見交換会では、これまでの現地調査で感じたポイントや当事者参画の重要性を盛り込んだ「集団施設地区におけるUDに対応した整備計画策定の手引き(素案)」について話し合いました。

佐藤事務局長は「国立公園は車いすで行けないだろうと思っていたから行こうとも思わなかった。でも鬼怒川に行った時に車いすでも温泉に入れて、こんなに楽しかったんだと初めて知った。行けるとわかれば行きたい障害者はたくさんいる。」、「健常者が行ける場所は車いすでも当たり前に行けるようにしてほしい」、「健常者と障害者のルートを分けないでほしい」等と伝えました。

私からは2023年に足摺岬を現地調査してきた経験から、「その場所の一番の見どころを車いすでは見られないのは残念。車いすでも全てのポイントを見られるようにしてほしい」、「降雪地域や雨量の多い地域等、現地の地域特性をよく知っている当事者の意見も参考にしてほしい」等と伝えました。

また、設計・施工前だけでなく完成後にも再度現地調査を行い、継続して意見交換を行える仕組みも必要であることや、どこか1つの国立公園をUD化し、モデルを作ることで各地に波及させる流れを作っていただきたいこと等を要望しました。環境省の方々も「当事者の意見を聞けたことで健常者では気づかないポイントに気づくことができた」と、積極的に話を聞いてくださりました。

今後も国立公園のユニバーサルデザイン化に向けて、引き続き取り組んでまいります。

報告:工藤登志子(バリアフリー部会長補佐)


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