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【報告】2023 11.12 DPIタウンミーティング 泉州フォーラム実行委員会第13回学習会を開催しました

2023年12月11日 地域生活障害者権利条約の完全実施

第二部 肢体障害の方の語り
△第二部 肢体障害の方の語り

DPIでは、キリン福祉財団から助成をいただき、全国各地でタウンミーティングを実施しています。内容は、昨年、国連障害者権利委員会から日本政府に出された総括所見についてです。

今年度は、6月に札幌、11月に大阪(泉州地域)と宮崎、12月に群馬を実施しました。泉州フォーラム実行委員会の岡田憲幸さんからご報告をいただきましたのでご紹介します。


■参加人数:50人程度(Zoom参加を含む)

■開催概要:

第一部ではDPI日本会議 事務局長の佐藤 聡氏による講演が行われ、昨年に出された障害者権利条約の総括所見がどのようなものであり、どのような経緯を経て出されたものであるか等の解説がなされました。

そして、その内容を受けて、DPIや国全体として、ここから先の施策や法整備をいかに行っていく方針であるかの提言がなされました。

第一部 DPI日本会議 事務局長 佐藤聡氏による講演
△第一部 DPI日本会議 事務局長 佐藤聡氏による講演

第二部では泉州各地のさまざまな障害種別の障害者によるシンポジウムが行われました。

肢体障害者で子育て真っ最中の貝塚市在住の障害者、聴覚障害者であり和泉市でバリアフリー等の活動を続けている障害者、24時間重度訪問介護での介助を使いながら岸和田市で一人暮らしを続けている肢体障害者、岸和田市の入所施設を利用している知的障害者の保護者からの発言がありました。

第二部 聴覚障害の方の語り
△第二部 聴覚障害の方の語り

■開催による効果等

第一部の講演においては、普段聞くことができないパラレルレポートや総括所見の成立の背景、また国全体のリアルタイムでの今後の方針を共有することができ、泉州各地での生活や取り組みを続けていく上でのヒントとなるものが多く得られました。

第二部のシンポジウムにおいては、各人それぞれの立場から、授乳室の車イスでの使用の困難さや聴覚障害者をサポートする制度の不十分さ、24時間介助の利用を維持する上での困難さ、現在利用している施設がどのような点で意義があるか等、各地の当事者からの生の声が共有され、参加者全員で泉州の現状や課題について深く考える機会を得ることができました。

岡田 憲幸(泉州フォーラム実行委員会)


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