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自立生活に向けて調理実習をしました!(Withコロナ時代のオンライン地域移行支援制度モデル構築事業)

2021年11月10日 地域生活

ステップアップのイメージ
日本財団からの助成による「withコロナ時代のオンライン地域移行支援制度モデル構築事業」では、協力団体である京都の「日本自立生活センター(JCIL)」と大分の「自立支援センターおおいた」がオンラインツールを活用して病院から地域への移行支援に取り組んでいます。

今回はその自立支援センターおおいたの押切さんから本事業の進捗状況についてご報告いただきます。


皆さんこんにちは。大分の押切です。

日本財団様の助成を受け、自立生活体験室を設置させていたたき、自立生活プログラムを実施しています。今回は、自立に向けて介助者体験を行っているWさんの様子をお届けします。

テーマは「調理実習」。僕が説明するより、Wさんの報告をご覧になった方が伝わると思うので(笑)

それではどうぞ♪

調理体験

今回、ILPプログラムで調理体験を実施しました。私にとっては3度目になる調理体験ですが、今回は体験室をお借りしての実施です。

近所のスーパーで必要な材料を購入してから体験室に向かい、さっそく調理に取り掛かります。体験室のキッチンは通常のものなのですが、ダイニングとつながっているので広々としており、調理過程を近くで確認しやすかったです。

相変わらず、具材の切り方の指示や、慣れないキッチンに迷うこともありましたが、特に大きな問題もなく、調理を終えることができました。

調理後、少し時間が余ったため、体験室の掃除もあわせて行ってみました。掃除をしている介助者の様子を見ながら、「このくらいの広さがあれば私も動けるかも」と思い、私もモップがけに挑戦してみました。力が弱く、残念ながら床はそれほどきれいにはなりませんでしたが(笑)、自分だったらこれはできそうだと想像するだけでも楽しかったです。

最後に、これまでの調理体験は、事務所にあるキッチンでさせてもらったのですが、体験室で実施することで、より家庭で調理しているかのような感覚を持つことができました。そのため、「自分だったら…」と自立生活のイメージもしやすかったと思います。これからも自立生活に向けて、様々な体験を頑張っていきたいと思います。

指示出しのもと調理

写真:指示出しのもと調理

終わった後の掃除

写真:終わった後の掃除

調理だけでなく掃除もしていただき感謝です。

今回の報告は、病院や施設からの地域移行ではなく申し訳ないです。しかし、自立を目指すという事には変わりません!また、前回の報告で病院から退院して自立生活を実現したA氏をきっかけにあらたに病院から地域へ移行を希望される方の支援もはじまっています。

今後も、一人でも多くの方が地域移行できるよう、体験室の活用、支援を行っていきたいと思います。


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