コロナの影響で介助の動画撮影は○○で行いました!
(自立生活センターおおいた報告、withコロナ時代のオンライン地域移行支援制度モデル構築事業)
2021年05月12日 地域生活
日本財団からの助成による「withコロナ時代のオンライン地域移行支援制度モデル構築事業」では、協力団体である京都の「日本自立生活センター(JCIL)」と大分の「自立支援センターおおいた」がオンラインツールを活用して病院から地域への移行支援に取り組んでいます。
今月はその自立支援センターおおいたの押切さんから本事業の進捗状況についてご報告いただきます。
みなさん、こんにちは。「Withコロナ時代のオンライン地域移行支援制度モデル構築事業」大分担当NPO法人自立支援センターおおいた押切です。
前回は、オンラインを活用した介助者への指示出しについて報告させていただきました。今回は、介助動画の撮影についての様子です。
▽前回(3月8日)の報告はこちら
介助の動画撮影は、人形で!
本来は、実際に体験室に来ていただき、介助者に伝えられれば良かったのですが、コロナの染者数が日々増えているという事もあり、今回もオンライン上で介助動画を撮影しました。
しかし、実際に行うには問題があります。それは・・・本人をどうするか?
「クマの人形にする?」→それはちょっと・・・
「押切がする?」 → ちょっと、傷が現在進行中で・・・
色々悩んだ結果、僕が以前ILP研修で、あるCILに行った際に介助用の人形があった事を思い出しました。思い出したら行動という事で、さっそく電話。理由を説明し、人形をお借りする事ができました。その流れで実践!
今回の撮影ポイントは以下の通りです。
①衣服の着脱
②食事介助
③排泄介助(排泄介助の動画は現在編集中です。)
①衣服の着脱
よりリアルに表現したかったので、衣服は本人の物を使いました(笑)
②食事介助
ちなみに、使用した弁当は僕が食べきれなかった残りです。本当は本人が大好きなラーメンが良かったのですが・・・
本人の感想
では、実際に撮影に参加した本人の感想をどうぞ!
「コロナの影響で対面での介助体験が難しい中で、昨年秋田で自立した方が行っていた人形を使った介助研修を参考にして介助動画の撮影を行いました。
実際に動画撮影を行ってみて、自分の介助を客観的に外側から見て指示したことがないので、ヘルパーさんにどう伝えていいのか、分かりやすい動画になっているのかが悩むとこではありましたが、撮影した動画を確認すると分かりやすくポイントは押さえてると思いました。
実際の身長・体重とは異なり人形と生身とは違い、百聞は一見にしかずで生身の介助研修にはかないませんが介助のある程度のイメージはつかめると思います。この動画を見てるのと見てないとではヘルパーさんの心構えや介助への不安も違うと思います。
こういう時だからこそ出来ることを見つけ最大限の努力をし、自立生活につなげていくことが大切で、この経験を今度は支援する側になった時に生かしていけたらと思います。」
では次回もお楽しみに~♪
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