新刊案内!『精神障害のある人の権利 Q&A』を発行しました
~扉を開き、光をあて、未来を拓くために~
2021年01月28日 権利擁護
この度、DPI日本会議・大阪精神医療人権センターの共同編集により、『精神障害のある人の権利 Q&A』を発行しました。
- 販売価格:1,500円(税別)
- ページ/サイズ:152p/A5
- 編集:DPI日本会議, 大阪精神医療人権センター
- 出版社名:解放出版社
- 発行年月日:2021年1月
- ISBN-10 : 4759261257
- ISBN-13 : 978-4759261257
- テキストデータ引換券付き
本書は精神科医療や地域生活において当事者が直面する様々な課題について、多様な立場の執筆者がこれまでの体験と権利擁護の視点に基づいて、わかりやすい言葉を使って解説しています。
国連障害者権利条約に基づき、どんな障害があってもどんなに障害が重い人でも、地域で当たり前に暮らせる社会を目指して活動するDPI日本会議と、大阪で精神科病院に入院している方の要望や苦情を本人の立場に立って受け止め、病院や行政に改善の働きかけを粘り強く続けている大阪精神医療人権センターの協働で作成しました。
なお、表紙(カバー)には「テキストデータ引換券付」の印字があります。 本にテキストデータ引換券が付いている場合、多くは末尾ページを見ないとわからないことが多いですが、表紙や帯などに目立つように記載されることで、この本の表紙を見た読者が視覚障害のある知人などにその情報を伝えてくれるのではと期待しています。これはDPI日本会議事務局スタッフでの視覚障害のある上薗和隆と著者のお一人、池原毅和さんの以下のアドバイスで実現しました。
ぜひご購入の上、学習会等にご活用ください。
内容
精神障害のある人の人権に関わる問題は長年放置され、多くの人生被害をもたらしてきた。精神疾患・障害をもちながら人として尊重される社会とするためにはどうすればいいかを、障害者権利条約をふまえわかりやすく伝える。
目次
- はじめに――障害者権利条約を活用し、精神障害のある人の人権に光を
- Q 長い間、精神科病院に入院させられるとは、どのような経験なのでしょうか?
- Q 認定NPO法人大阪精神医療人権センターの目的、大切にする価値観、活動内容を教えてください。
- Q 精神科病院に入院中、ベッドに縛られたり隔離室に閉じ込められたりしました。なぜこんな目にあわなければならないの?
- Q 親の同意で医療保護入院になりました。親の同伴がないと外出もできません。退院したいです。どうすればいいですか?
- Q 精神科病院に長く入院していた人が退院し地域で生活していくために、どのような制度やサービスがありますか?
- Q 「薬が合わない」「薬を減らしたい」など薬に対する不安がある場合、主治医にどのように相談すればいいですか?
- Q 病気や障害を理由に差別を受けたとき、またひどい取り扱いを受けたとき、助けになる法律や制度はありますか?
- Q 精神障害のある人の家族にはどのような支援が必要でしょうか?
- Q 精神障害のある人が子どもをもち育てるためにどんな支援が必要でしょうか?
- Q 大きな事件が起きると、容疑者の精神科への入通院の経歴や病名がなぜ報道されるのですか? ほか
- コラム オープンダイアローグから学んだ「みつくん会議」
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- コラム 障害者権利条約についてのJDFパラレルレポート ほか
参考図書
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