インクルーシブ教育部会、NPO法人アクセプションズさん、JILインクルーシブ教育プロジェクト(JIEP)さんの3団体でオンライン交流会を行いました!
2021年01月13日 インクルーシブ教育
2021年1月11日(月・祝)に、インクルーシブ教育部会、NPO法人アクセプションズさん、JILインクルーシブ教育プロジェクト(JIEP)さんの3団体でオンライン交流会を開催しました。
まず、DPI日本会議の常任委員で教育部会の山崎恵からDPI日本会議の活動について、
NPO法人自立生活センターヒューマンネットワーク熊本の植田洋平さんから全国自立生活センター協議会(JIL)及びJILインクルーシブ教育プロジェクト(JIEP)の活動について、
NPO法人アクセプションズ理事長古市理代さんから団体の活動についてご紹介いただきました。
※NPO法人アクセプションズ
ダウン症がある子を持つ親の有志で立ち上げた団体
※JILインクルーシブ教育プロジェクト(JIEP)
2019年10月、全国自立生活センター協議会(JIL)でインクルーシブ教育を推進するためにスタートしたプロジェクト。東京、愛知、大阪、兵庫、熊本、沖縄の自立生活センターの当事者スタッフ計10名がメンバーやオブザーバーとして関わっている。毎月1回のオンライン会議や、全国の自立生活センターの研修で情報発信をしている。
続いて、DPI日本会議教育部会の崔より本日の交流会の趣旨説明として、障害のある人もない人も共に地域で生活していくために様々な課題があるが、その根本にあるものは「教育」ではないか。教育の場で共に育ち学ぶ経験をたくさんの人がもつことで、生活の場として施設を選ばなくても良い社会づくりの一歩となるのではないか、とお話しさせていただきました。
また、重度障害者の自立生活の実態としてDPI日本会議常任委員でもあり、JIEPメンバーでもある海老原宏美さんの自宅紹介をしていただきました。住宅改築の様子や、生活の工夫、現在は感染症対策としてアルコール消毒や介助用のマスクを玄関に準備し、ヘルパーが外からウイルスを持ち込まないような対策について見させていただきました。
また、施設生活との大きな違いとして、部屋を自分の好きな雑貨、家具、ペットに囲まれていること、閉鎖的な環境ではなく自由で開かれた日々があること、など具体的な生活の様子を伝えていただきました。
今回は畏まった形ではなく、お互いの立場や経験から話をしていく中で、課題に対しての気づきや、情報共有の場となればと企画しました。参加者の皆さんから積極的な発言があり、質問に対してはその場で事例を紹介しながら共に考えたり、金銭管理や住宅賃借などの課題については今後も継続して考えていかなければならないという意識を共有することができました。
地域生活についてはダウン症のある方は人と過ごす時間を好むように思うから、シェアハウスという形にしてヘルパーが入り生活するのも楽しいかもしれない、と新たな気づきが生まれたりするなど、とても有意義な会とすることができました。
報告:岡部(事務局)
以上
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