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新幹線ホームでの段差と隙間の解消始まる!
12月1日から東京駅新幹線16番ホーム 段差と隙間解消

2020年12月02日 バリアフリー

新幹線

 2019年に駅ホームと車両との段差と隙間の目安値(段差3cm×隙間7cm)が策定されてから、鉄道事業者がホームの改修に取り組み始めています。

これまでは在来線だけだったのですが、このたび新幹線のホームも改修工事がされました。東京駅新幹線16番ホーム(東海道新幹線)です。車椅子スペースがある11号車乗降口だけの部分嵩上げです。12月1日(火)から運用が開始されたので見に行ってきました。


新幹線車両とホームに隙間がない様子 ドアが開いて歩く人が降車しようとする様子

写真:ホームドアの幅いっぱいに白いブロックが敷かれ、ホームが嵩上げされています。さらにホーム端には黄色の櫛形ゴムが貼られて隙間を狭めています。感覚としては、ホームが端まで水平に伸びたという感じです。


ホームドア幅いっぱいに点字ブロックが敷設されている ドアとホームの差はほんの2センチ程度の様子

写真:段差がわかりにくいですが、測ってはいませんが感覚では2cm程度です。段差は十分解消されているように思いました。


黄色い櫛形ゴムがホームから伸びている様子

写真:黄色が櫛形ゴムで幅6cmですので、隙間はそれと同じか少し広い程度です。


 ホームはもともとかまぼこ状になっていて、端に行くほど下がっているので、嵩上げしたと言っても水平になっただけで、坂を登るという感じはありません。これならほとんどの車椅子ユーザーは介助無しで乗降できるのではないかと思います。全国の新幹線ホームがこのように改修され、単独乗降出来るようになれば、駅員への連絡も必要なくなり、格段に利便性が向上します。

 とても素晴らしい改修だと思いました。JR東海の素晴らしい取り組みに感謝!今回は試験的に16番ホームだけのようですが、ぜひとも、全国の新幹線ホームで改修をしていただき、単独乗降可能な環境整備に取り組んでいただきたいと思います。

事務局長 佐藤 聡

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