東京BRTに乗ってきました!乗車レポート!!
2020年10月08日 バリアフリー
2020年10月1日からプレ運行(一次)を開始した東京BRTに、バリアフリー部会の佐藤事務局長と工藤が乗車してきました。
東京BRTとは
BRTとは「Bus Rapid Transit」(バス高速輸送システム)の略です。連節バスの採用、走行空間の整備等により、路面電車と比較して遜色のない輸送力と機能を有し、定時性・速達性を確保した、バスをベースとした交通システムを指します。
東京の臨海地域における交通需要の増加に速やかに対応し、地域の発展を支える新しい公共交通機関として、都心と臨海地域とを結ぶBRTの運行を計画しています。
(東京BRT公式サイトより)
今回は、始発の晴海BRTターミナルから乗車し、勝どきBRT~新橋~虎ノ門ヒルズのルートで乗車した感想をお伝えします。
都営大江戸線月島駅から晴海BRTターミナルまで
歩道は比較的広く車いすでも走行しやすかったですが、エレベーターのない歩道橋があり、反対車線へ行くには少し迂回する必要がありました。また、案内看板等も見当たらなかったので、あると安心できると思いました。
晴海BRTターミナルの乗り場の様子
ターミナルの歩道は広々としていて車いすでも走行しやすかったです。
乗降口付近は10センチほどかさ上げされており、乗降しやすくなっていました。
(勝どきBRT、新橋、虎ノ門ヒルズの乗降場所はかさ上げされていませんでした)
車内の様子
スロープは反転式で、大型の電動車いすで乗ってもきしむことなく強度もしっかりしていました。
車内の固定椅子2席分をたたむことで車いす1台分のスペースになります。車内には車いす2台が乗れるスペースがありました。
車いすの固定はフック付きのベルト、輪留め、横ベルトを使いました。一般的な路線バスと同じ方法でした。
たたんだ固定椅子の様子。車いすの高さからでも届く位置に停車ボタンがありました。
車内の広さは一般的な路線バスと変わらない広さでした。
全体的な感想
今回乗車してみて、一般的なノンステップバスとほとんど変わらない快適さでした。乗務員は車いす利用者への対応に慣れている様子で、乗車~発車~降車までスムーズに行うことができました。現在は運行ルートが1ルートのみですが、東京2020大会後(プレ二次運行)、2022年度以後(本格運行)と段階的にルートを増やしていくようです。
また、今回乗車した車両は1車両のみのタイプでしたが、今後2両が連結したタイプの車両も運行されるようなので、ぜひ乗車してみたいと思います。
バリアフリー部会 工藤登志子