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トヨタ自動車が今秋発売するUDタクシーに乗車してきました

2017年09月25日 バリアフリー

DPI日本会議の佐藤聡です。トヨタ自動車が今秋発売するユニバーサルデザイン(以下、UD)タクシー(Japanタクシー)について、電動車いすは乗れないのでは?という情報がありましたが、先日乗車してきましたのでご報告します。

​●電動車いすも乗れます
国内メーカーの最新式の電動車いす(イマセン、ヤマハ)は全て乗車できます。スズキ製の電動車いすMS3000Sも乗車可能です。私はさいとう工房のレル(6輪車)を使っていますが、これも乗れました。
8月上旬の試乗会で、担当者が「電動車いす乗れない」と間違った説明をしてしまったそうですが、実際には電動車いすが乗れるように設計されていました。ただ、海外製の​大型の電動車いすは乗れないかもしれません。これはテストできていませんので実際のところはわかりません。

●乗車方法
Japanタクシーはロンドンタクシーと同じように、左後方のドアから横向きに乗車⇒回転して前向きに乗車します。車いす乗車時は、助手席と後部座席は折りたんでスペースをつくり、車いすが前向きに固定した後に後部右座席を出して同伴者はそこに座るというスタイルです。この、車いすが横向きに乗車して、前向きに回転するところがポイントです。運転席も前にスライドしてスペースを確保できるのですが、大型の電動車いすが回転するには少し狭いかもしれません。
スロープは、歩道から乗り込む時は1枚、車道から乗り込む時は2枚つなげて使います。いずれも角度は同じだそうです。

 

●国交省のUDタクシー認可
国交省は、2012年からUDタクシー認可をはじめました。これまで日産のNV200が認可されていますが、トヨタのJapanタクシーも認可(レベル1)されたようです。下記に認定の基準が記載されています。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_koutu/tabi2/ud-taxi/ud-authorize.html

●すべての車両がスロープ付き
ここが重要なのですが、JAPANタクシーはすべての車両にスロープが設置されており車いすで乗車可能だということです。日産のNV200はUDが標準装備ではなく、一部の車両しか車いすは乗れなかったので、ここは大きなポイントです。
トヨタはこれまで複数のタクシー車両をつくってきましたが、今後はこのJAPANタクシー1車種のみとするそうです。現在走っているセダン型の「コンフォート」が車いすも乗れるJAPANタクシーに入れ替わるのです。この車両が普及すれば、わざわざ福祉タクシーを電話で呼ばなくても、流しをつかまえて、普通に乗車できるようになります。

●感想
海外製の大型の電動車いすが乗車出来ないかもしれないという点が残念で100点満点とは言えませんが、様々な制約がある中で、普及するようにギリギリのラインで開発されたそうです。プリウスなど一部タクシー車両ではないタクシーも走っていますが、それ以外のトヨタの一般のタクシーがすべてこの車両になるというのは大きな進歩だと思いました。

開発された方々は、ユニバーサルな社会をつくりたい、車を通して社会に貢献したいという情熱を持った方でした。発売は10月末の予定だそうです。今後もマイナーチェンジはあるということなので、実際の車両に乗って、改善点をまとめて、提案していきたいと思います。

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