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JICAアフリカ障害者リーダー研修2018レポート【タイ後編】

2018年08月31日 国際協力/海外活動

国際協力機構(JICA)「アフリカ地域 障害者のエンパワメントを通じた自立生活促進」研修(通称、アフリカ障害者リーダー研修)は今年度も無事修了しました。ご協力いただきました多くの方々に感謝申し上げます。タイでの最終日程、7/24のESCAP訪問、病院訪問、自宅訪問(ホームビジット)と7/25の講義、サラヤCILの活動説明、閉会式の様子についてお伝えします。

7月24日は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)を訪問しました。若者向けにラップで国連の歴史を概観したビデオや大勢の著名人が一言ずつSDGsのゴールをビデオ「私たちはグローバル・ゴールのための人(We The People’ for The Global Goals」を観た後、ESCAPに対するタイ国の支援について説明を受け、さらに障害者権利条約(CRPD)と持続可能な開発目標(SDGsおよびアジア太平洋障害者の「権利を実現する」インチョン戦略で関連し合っているテーマ等について、秋山愛子さん他ESCAPのスタッフから講義を受けました。

ESCAPににて、秋山さん(左)の講義を受ける

7月24日の最終日にはナコンパトム県サラヤCILの所長から自立生活センターの発展や地域の課題について話を伺いました。

講義を受け討議を行う研修員ら

また研修員の討議の元、昨年の研修生が作成したバンコク宣言を発展させ、今後の当研修の企画に早くからアフリカ諸国が参加すること、また2019年に横浜で開催が見込まれているアフリカ開発会議(TICAD-07)にアフリカ障害者リーダーが招聘されるべきことなどを盛り込んだバンコク宣言2018が研修員全員署名のうえ、午後の閉会式にて発表されました。最後に研修生にはJICAから、介助者・ボランティアにはDPIアジア・太平洋ブロック(DPI-AP)から修了証が送られ式典が終了しました。
すべての過程を終えた研修員は深夜、バンコクから各国へそれぞれの便で帰国していきました。
JICAの皆さん、参加した研修員の皆さん、タイの皆さん、お世話になりました。

また合う日まで!

追記:
帰国後、研修員の一人トッコス(Thokozile)から、ジンバブエの国政選挙(7月30日)の後、ムナンガグワ新大統領に反対する野党支持者側の抗議行動に対し、警察の発砲と暴動が起きたとことジンバブエではインターネット接続料金が高価なため、連絡もままならないという通信が届きました。
今後、それぞれの国での障害者リーダーの皆さんの活動をぜひ今後とも応援ください。

2018年度研修員(国名、ニックネーム、氏名、性別、所属)。
1.南アフリカ、ナタン、Mr TSHABALALA Nathan、男、ソウェト自立生活センター、理事会会長
2.レソト、スタン、Mr MASENYETSE Thabiso Johannes、男、国立視覚障害局、局長
3.ジンバブエ、トッコス、Ms NKOMO Thokozile、女、ジンバブエ障害者連合会、ジンバブエ郵便電気通信規制庁(POTRAZ)トレーニング部門訓練士
4.エジプト、タレク、Mr SALEM Tarek hossameldin hassan、男、ヘルム財団、アンバサダープログラムアンバサダー(プログラムメンバー)
5.モザンビーク、アントニオ、Mr. NHANTUMBO Antonio Ernesto、男、教員、モザンビーク障害者団体、事務局 事務局長
6.スーダン、オマー、Ms. OMER Siham Ahmed Mohammed、女、身体障害者団体、女性と子供部門部門長
7.タンザニア、ニャミージ、Ms MHOJA Nyamizi Simon、女、タンザニア障害者連合会(SHIVYAWATA)、女性と子供部門連合会代表

以下、研修員全員の写真を紹介

朝食席でスタン、ナタン、二ャミージ(右)


意見をかわすアントニオ(左)、ナタンと
DPI-APのサオラク(右)

タレク(左)とスタン

サラヤの当事者自宅訪問。女性(左)、オマー、トッコス(右)

スタン(左)と通訳のポンとアップル、ニャミージ(右)

サラヤにて自宅訪問の後に記念撮影

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