障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

【JICAアフリカ障害者研修】
研修員インタビュー⑦、日本での研修が終了しました

2017年07月06日 国際協力/海外活動

6/8より始まったJICAアフリカ障害者研修にはアフリカ6ヶ国(レソト、モザンビーク、ナミビア、セネガル、タンザニア、ジンバブエ)8名の研修員とレソト人手話通訳者1名が参加しています。

本日は、モザンビークから参加しているシング パウロ セルジオ カトテロブランコ(SING Paulo Sergio Castelo Branco)さんにお話をうかがいました。シングさんはモザンビークユース障害者協会のメンバーで車いすを利用しています。障害者の権利に関する啓発活動等をしています。


○この研修に参加しようと思った理由を教えてください。

自分自身が障害者になったことに加えて、ジャーナリズムと広報コースでコミュニケーションサイエンスの学位のための論文を書いているからです。コース最終の私のテーマは「マプート市における企業の社会的責任と労働市場における障害者のインクルージョン」です。「自立生活」が脊髄に問題がある障害者にどのように役立のか学びたいと思いました。

 

写真1:シング パウロ セルジオ カトテロブランコさん

 

○変えたいと思う障害者の問題はなんですか。

障害者インクルーシブ教育です。既に政府にはその計画があります。今は、その計画が効果的に施行されるよう、期待しているところです。他には仕事に対して、障害者にも障害のない人と同等に機会があるようにすべきです。これは貧困削減にもつながります。

○日本の研修で一番興味深かった講義は何ですか。

制度や理論の話から実践者の話、東京アクセシビリティ体験まで、どの講座もとても興味深かったです。あえてひとつ選ぶなら「自立生活の理念と自立生活センター」です。

 

写真2:バリアフリー視察で公共バス体験

写真3:バリアフリー視察で水上バス体験

○日本からモザンビークに持って帰りたい、と思うものがあったら教えてください。

日本滞在中に様々なことを経験する機会がありましたが、江戸東京博物館は非常に興味深く、もう一度訪問してみたいです。今日まで日本文化がどのように保持されているのか見ることができました。もしモザンビークに日本から何かを持ち帰れるなら、「市民権の精神」を持ち帰りたいです。このような機会を頂き、ありがとうございました。

写真4:ピア・カウンセリング研修の講師や参加者(シングさん前方右)



6/30(金)に参加国ごとに、帰国後の自立生活センター設立を目標としたアクションプランの発表が行われ、日本での研修は終了しました。

写真1:アクションレポート発表タイムスケジュール

写真2:アクションプランを発表するレソトのレジーナさんと手話通訳のエムピーさん

写真3:アクションプラン発表をするセネガルのパムさん

写真4:アクションプランを発表するモザンビークのシングさん

アクションプラン発表後に、日本での研修の締めくくりということでDPI日本会議副議長中西正司より自立生活プログラムとピア・カウンセリングに関する書籍、「Nothing About Us Without Us」のイエローバンドが研修員の皆さんに手渡されました。

写真5:DPI常任委員の中西正司とンデリアナンガ ウミィ ハミシさん

最後に研修関係者で記念写真を撮りました。この研修は講義を担当してくださった講師の方々はもちろんのこと、JICA東京国際センターの皆さんをはじめ、日英通訳者、手話通訳者、障害者の活動を支える介助者の方等多くの人達に支えられました。そして何よりも研修員一人ひとりがプログラムに積極的に参加してくれることで成り立つものでした。研修員から学ぶことも多く、遠く日本まで来てくれた彼らに心から感謝します。

 

写真6:最後に記念写真

現在、研修員はタイ・バンコクに移り、在外補完研修に臨んでいます。タイの自立生活センターや国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、アジア太平洋障害者センター(APCD)の見学、自立生活をしているタイ人障害者宅の訪問、タイ障害者団体との意見交換等を行っています。日本より自国の状況に近いタイの現状と課題を学び、日本で作成したアクションプランをより実行性の高いものに修正していく予定です。またタイでの研修が終了したら、ご報告します。

▽これまでの研修の報告は、こちら(新着情報:国際協力/海外活動)

▽DPIの国際協力/海外活動についてはこちら(私たちの活動:国際協力/海外活動)

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