障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

【JICAアフリカ障害者研修 研修員インタビュー②】
チュレ ヤコブ ムウィヌラさん(タンザニア)

2017年06月23日 国際協力/海外活動

タンザニアから研修に参加している「チュレ ヤコブ ムウィヌラ(CHULE Jacob Mwinula)」さんからタンザニアの障害者事情や日本の印象についてお話を伺いました。チュレさんは弁護士であり、現在タンザニア首相官邸労働・若年者・雇用・障害局で雇用などを担当しています。

〇実際、お仕事はどんなことをしていますか。

タンザニアの障害者の法定雇用率は、民間企業の場合3%と法律で決められています。これを企業が守っているか監督したり、年一度障害者の雇用状況についてレポートを作成しています。他、障害とは関係ありませんが、タンザニアで働く外国人の管理等もしています。

 

研修を聴講にきた大学生の黛風雅さんと食事をとるチュレさん

写真1 研修を聴講にきた大学生の黛風雅さんと食事をとるチュレさん

 

〇障害者団体との関わりはありますか。

政府は多くのプロジェクトを障害者団体と協働しています。例えば車いす政策のプロジェクトがあります。タンザニアには車いす制作にかかる部品等を輸入した場合、関税がかかりません。

〇タンザニアのアルビノの現状について教えてください。

2006年から2010年くらいにかけて、アルビノを狙った大量殺人や体の一部を切り取られるような事件が多発しました。人々の中でアルビノの人の内臓を食べるとお金持ちになれるなどの迷信などが原因です。2006年以前もこのような考えはありましが、マスメディアの影響で広く人々に知れ渡るようになりました。現在は、地域でコミュニティ警察官が選ばれ、地域の安全維持に貢献したり、アルビノに関する啓発活動が進み、以前のように重大事件は起きないようになりました。

 

講義の様子

写真2 講義の様子

 

〇タンザニアのアルビノの最も深刻な課題はなんですか。

ジンバブエ同様、日焼け止めクリームは課題です。金額だけでなく商品の在庫状況にも課題があります。それに関連して、皮膚がんも深刻です。特に地方では日焼け止めクリームが手に入らないので、タンザニアアルビノ協会がそのような状況の人のために活動しています。

〇これまでの研修で印象に残ったことは何ですか。

障害者の参画です。すべての課題に障害者自身が関わっています。アクセシビリティや障害者の自立生活を推進している点も良かったです。

〇日本で印象に残ったことを教えてください。

政府が障害者を認識していて、様々なサポートをしています。また障害者も何かを支援することができます。初めて日本食も食べました。ホームステイプログラムではホストファミリーが弱視問題研究会の方々とパーティを開いてくれて沢山の日本人とタンザニアのことを話したり、川越の神社で日本式の結婚式もみました。

・タンザニアの人口:5,182万人
・タンザニアの一人当たりのGNI:920米ドル
・アルビノ:皮膚・毛・目に見られる先天性の色素欠損。視覚に障害がでる。

 

交通バリアフリーの視察で他の研修員の介助をするチュレさん

写真3 交通バリアフリーの視察で他の研修員の車いすを押すチュレさん

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